慢性の頭痛
- 2020.03.04
- 脳脊髄液減少症
画像上、異常を認めない慢性の頭痛の場合に、脳脊髄液減少症以外に鑑別すべき病気があります。
甲状腺疾患
貧血
蓄膿症
緑内障
帯状疱疹
慢性上咽頭炎
起立性調節障害
体位性頻拍症候群
などなど
第19回 日本脳脊髄液減少症研究会では、カルニチン欠乏症合併の貴重な発表もありました。
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/プロフェッショナル/09-栄養障害/低栄養/カルニチン欠乏症
上記病態は、脳脊髄液減少症に合併することもあります。
先日、脳脊髄液減少症を心配してきた方は、甲状腺機能亢進+鉄欠乏性貧血の診断で、内科的治療にて、頭痛が軽減しました。
頭痛=脳脊髄液減少症と考えず、様々な要因を考慮していくことが大切と思います。
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