脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

脳脊髄液減少症の診断は簡単か?

脳脊髄液減少症の診断は簡単か?

病状が脳脊髄液減少症かどうか、判断は難しい場合が多いです。

典型的な病状であって、受診した病院で

「髄液が漏れていたら、歩いて病院来られないよ!」

「外傷がないから違うよ!」

「親のしつけの問題でしょう!」

などと言われる場合も稀でありません。

先日も、起立性頭痛が明確で、MRIでも所見が認められる典型症例の方が3つの病院で、立て続けに脳脊髄液減少症を否定された後に、来院されました。

脳脊髄液減少症の診断は、決して簡単ではありません。

正直な話、病状を聞いていて、きっと脳脊髄液減少症と違うだろと感じても、検査をしてみると髄液が漏れていることがあります。

脳脊髄液減少症を心配されるのであれば、脳脊髄液減少症診療経験の豊富な医療機関を御受診することが望ましいと思います。