脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

ブラッドパッチ追加のタイミング

ブラッドパッチ追加のタイミング

ブラッドパッチを受け、一時期、効果はあったけれど、調子が今ひとつ。

早く部活に復帰したくて、練習すると頭が痛む。

早期にブラッドパッチを追加した方が良いのか?

このような相談受けることが少なくありませんが、判断は、非常に難しいです。

ブラッドパッチの治療間隔が短いと合併症が出現する率が高くなりますので、可能であれば6ヶ月、最低でも2ヶ月は空けることを基本にしています。

一方、ブラッドパッチ後の体力回復も重要です。

無理のし過ぎは控えた方が良いですが、多少の無理は必要です。

このバランスは、決して簡単ではありませんが、ゆっくりとした動き、軽い負荷、短時間を心がけて、徐々にできることを増やしていくことが大切です。

焦りは禁物です。

万一、頑張った結果が無理のし過ぎになった場合は、焦らず、安静+水分補給です。