外傷性頚部症候群
- 2022.12.20
- 脳脊髄液減少症
外傷性頚部症候群とは、
「頚部外傷によって生じた頚椎ならびに神経系の構築学的、神経学的帰結であり、運動および神経系の多彩な異変のみならず、精神神経学的ならびに、耳性学的、視覚平衡機能障害をも伴いうる症候群である」
と定義され、通常、レントゲンなどの画像検査にて異常を認めません。
何らかの頚部外傷後、もしくは頚部に衝撃を受けた後に、頭痛や頚部痛などの症状が持続するものの、MRIやレントゲン検査などで症状につながる所見が明らかでない場合は、「外傷性頚部症候群」または「頚椎捻挫」と診断されます。
難治性外傷性頚部症候群の一部に脳脊髄液減少症が存在すると考えています。
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