脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

造影剤について

造影剤について

脳脊髄液減少症の診断にはRI脳槽シンチとCTミエロが有用と考えています。

またブラッドパッチ治療は、近年、厚労省の指導に基づき、X線透視下に行っています。

CTミエロ、透視下ブラッドパッチでは、当院ではヨード系造影剤(非イオン性造影剤)を使用します。

ただ中には同造影剤にアレルギーのある症例があります。

リスクの高い症例では、診断の対してはCTミエロを必ずしも行いません。RI脳槽シンチのみ、行います。

またブラッドパッチに関して、リスクの高い症例では、造影剤を使用せずに、X線透視下に行うことがあります。

それから糖尿病治療薬の内、ビグアナイド系糖尿病薬の服用中に、ヨード系造影剤を使用した検査を実施する場合は、乳酸アシドーシスという体調不良をきたすことがあるため注意が必要とされています。

ビグアナイド系糖尿病薬薬剤名は、メトグルコ錠、グリコラン錠、メデット錠、ネルビス錠、メトリオン錠、メルビン錠、メトホルミン塩酸塩錠、メタクト配合錠などです。

ビグアナイド系糖尿病薬を服用中の患者さんに対しては、検査前に休薬を指示しています。