脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

ブラッドパッチの合併症

ブラッドパッチの合併症

ブラッドパッチの合併症ですが、複合性局所疼痛症候群Complex Regional Pain Syndrome(CRPS)(以前は反射性交感神経性萎縮症(Reflex Sympathetic Dystrophy)と呼ばれた)や線維性筋痛症、痙攣発作は稀に生じます。

文献的には、徐脈、limbo-vertebral syndrome、難聴、脊椎硬膜下血腫、感覚低下、精神変化、膿尿、cauda equina syndrome、感染、髄膜炎、脳神経麻痺、気脳症、腰背部痛などが報告されています。

ブラッドパッチの合併症は、治療後、短期間のうちに発症すると考えています。

ブラッドパッチ3ヶ月後に顔面神経麻痺が生じたとしたら、それはブラッドパッチとは無関係と考えるべきでしょう。

ブラッドパッチの合併症 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)