ドライタップ
- 2024.06.04
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症のうち、特に低髄液圧症候群では、髄液穿刺の際に、脳脊髄液の減少状態に伴い全く髄液が排出しないためにドライタップと表現される、髄液が採取しづらい状況が頻繁に遭遇します。
1930年代にShaltenbrandが髄液無産生症と命名したのも髄液穿刺が困難でドライタップの状況だったそうです。
脳脊髄液減少症の歴史 その5 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)
ドライタップ対策として私は腰椎の上部からの穿刺を試みています。
「特発性低髄液圧症候群」と診断されている症例は、時に慢性硬膜下血腫を合併し、生命を脅かす状態となる場合があります。
「特発性低髄液圧症候群」と診断されている症例に関しては、山王病院の医療連携係に問い合わせ頂けたら幸いです。
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