脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

復帰のタイミング

復帰のタイミング

復職、複学のタイミングについて、完全に治ってからが良いか、どうかという質問を良く受けます。

私の考えとしては、完全でなくても、ある程度回復したら、復帰すべきです。

理由として

体調が今一つでも、復帰することで、仕事なり勉強なりをできる範囲でやることで体力の回復につながる。

自宅での安静に比べ、復職や複学の方が精神衛生上、安定するという声も少なくない。

完全復調の判断や、いつ頃になるのかの予期が困難である。

安静だけでは、体力が回復しない。

無理して復帰、複学したが、そのまま復帰につながった方々が少なくない。

などが上げられます。

今まで多くの脳脊髄液減少症の方々を見てきましたが、自信をもって復帰された方は皆無です。

皆様、不安を抱きながら、復帰されています。

もちろん、無理のし過ぎは良くないのですが、勇気は必要です。