突っ込め!
- 2015.04.21
- 脳脊髄液減少症
脳脊髄液減少症で、長期の休職を余儀なくされたTさん(男性)。
体調に自信が持てない時期が続き、
いつ復帰できるのだろう・・・?
これから、どうなってしまうのだろう・・・?
家族もいるし、どうしたらよいか・・・?
などなど、不安な日々が続きました。
いつまでも同じような状態が続いたTさん、ある日、勇気を持って、「復職」という場に突っ込みました!
復職前、ぎりぎりまで、「いざ復職しても、頭痛とかでダウンしたらどうしよう・・・?」といった不安は常に付きまとっていたそうです。
それでも、思い切って「突っ込みました」
その結果、復職当初は長期のブランクから、充分に働く事ができませんでしたが、次第に体が慣れてきて、頭痛などの症状があるものの、ある程度の仕事がこなせるようになりました。
Tさんが言うには
「回復には、仕事しながら体力がついた点も大きいいですが、思い切って復職して、仕事に集中することで、体調に目がいきにくくなりました。」
「家で安静にしていた時は、頭痛や首の痛みが気になって、気になって、今思うと、それだけで状態が悪くなっていたようにも思います。」
「今まで充分に最低な状況を経験してきました。復職して体調が悪くなっても、今より状況が悪化することはないだろうと、思い切って突っ込んでみました。結果、良かったです!」
ある程度状態が安定したら、思い切って突っ込んでみて、それから考えてみるというのもありかと思います。
お忙しい中何時もブログ記事アップしてくださいありがとうございます。
先生の記事を読んで色々病状のことや患者さんのことやその他知らなかったこともわかりやすく書いてください私たちは助かっております。
不安が多い私たちの病気、何処の医療機関・役所の担当者もわかってない理解者も少ない今の現状では先生の存在感は本当に大切です。
数年前4月の今日ははじめてのブランドパッチの入院してまして不安でドキドキしてだことを思い出してます。
あの頃、、決心して先生の治療に思い切ってついていて正解だったとおもっております。
いつも、いつもありがとうございます!
あぁちゃん様
コメントありがとうございます。
あぁちゃん様のコメントで、私もブラッドパッチをはじめて、9年程経つんだな~と感じました。
御回復を応援させて頂きます。
高橋浩一 先生
「石橋をたたく」ことは必要ですが、石橋をたたいただけでは、前進しませんよね。
やはり、「渡る」ことが重要なのであって、「突っ込む」勇気やカラ元気も、時には必要だと考えます。
F様
コメントありがとうございます。
適切なたとえですね!非常に分かりやすいです。
カラ元気の結果、落ち込む事があったとしても、「カラ元気」も大切と思います。
高橋 浩一先生
忘れもしない昨年の今日、4月23日に低髄液圧症候群による脳梗塞と両側硬膜下血腫で右親指と人差し指に麻痺が起こり、次第に言語障害がはじまり、自分が段々と壊れていくのを感じながら緊急入院しました。集中治療室に4日間入り、約1ケ月間入院生活を送りましたが、高橋先生のBPとゴットハンドのおかげで、発症後2ケ月で復職しました。
当初は、1週間に1度は点滴を受けていましたが、4ケ月後には大好きなサッカーと審判が出来るまでに回復し、今月からは1年間休んでいた昼休みの5KM走のトレーニングを開始しました。
休職したことによって、自分で言うのもなんですが、同期150名の出世ナンバー2の座を追われてしまいましたが、長い人生ちょっと寄り道をしたと思って、これから追いかけていこうと思っています。
今できることを一歩一歩進んでいけば、必ず道は開けると思います。先生の「大丈夫!再発は極まれ」という言葉を信じてがんばっていきます。
そして今日、父と母のお墓に「もう大丈夫だよ。」と報告してきました。
な~がい様
コメントありがとうございます。
あれから1年ですか!
病気の経験をプラスに変え頑張られているのは素晴らしいです!
益々の御活躍を応援させて頂きます。
リハビリに目標を設置しました。
パリで美術館めぐり。
既に航空券は取りました。
もうこれ以上低髄にあれこれ悩む時間が惜しいのです。
突っ込みますよ。
たーたん。様
コメントありがとうございます。
パリ行きの目標、良いですね!
多少の症状を悩むか、悩むのはもったいないので、パリの事を考えるか!積み重なると、いろいろと差が出てくるでしょうね!
高橋浩一 先生
たーたん様
>もうこれ以上低髄にあれこれ悩む時間が惜しいのです。
同じ、「疾病と付き合う身」として、「激しく同意!」します。
以前、御紹介した順天堂大学 樋野興夫先生のご著書「いい覚悟で生きる」(小学館)のなかに、
「自分を見ないという生き方もある」という節があります。
樋野先生のリード文には、
「他者に関心を持ち、しばし自分を忘れると、むしろ自分のなすべきことが見えてきます。」
とあります。
高橋浩一 先生
ああちゃん 様
>不安が多い私たちの病気、何処の医療機関・役所の担当者もわかってない理解者も少ない今の現状では先生の存在感は本当に大切です。
本当にそう思います。
私は、現在、身障者1種1級の認定を受けておりますが、激しい運動はできないにしても、動くことにさほど問題はありません。
一方、脳脊髄液減少症の患者さまは、起き上がることもつらいのに、身障に認定される場合、等級がとても低いと、以前、高橋先生に伺ったことがあります。
認定される等級が低ければ、福祉も薄いわけですから、とてもおかしい気がします。
もちろん、保険適用も含めてですが、何とかこの状況は、改善されるべきと思っています。