勇気!
- 2009.12.27
- 脳脊髄液減少症

先日、小生ブログ「自信を持つ事に」yuuki様から貴重なコメントを頂きましたので、紹介します。
「自信」と「勇気」これは、病を克服する為の重要なキーワードだと思います。
どんな病でも、長期に及べば及ぶほど「自信」というものを根こそぎ削がれてしまいます。
私は、目標達成の1つのプロセスとして、予感→確信→達成という流れがあると思っています。
そして、その過程において「自信」というのが欠かせないものだと思います。
ただ実際は、その「予感」というものにたどり着くのがなかなか難しく、長期の闘病生活や症状の辛さ等により、「今の自分には無理」「絶対できっこない」という負のスパイラルに陥りがちになります。
そこで必要なのが、最初の一歩を踏み出す「勇気」だと思います。
勿論、周りからの勇気づけもとても重要だと思いますが、この「勇気」だけは自分自身が自分の中から搾り出すしかないと思います。
そして、その勇気が自信に繋がり、予感→確信→達成へとステップアップしていけるものだと思います。
体調が最悪の時は、治療に専念し、症状は残っていてもある程度安定してきたなら、勇気を持って最初の一歩を踏み出してみることが、大事な事だと最近痛感しています。
私もまだまだ志半ばですが、勇気を持って挑戦し、失った自信を少しずつ取り戻したいと思っています。
病を患うと、誰でも気持ちがネガティブになりがちです。
そこを「勇気を持って、最初の一歩を踏み出す!」
小生著書「病に打ち克つメンタル強化法」の、社会復帰に際して
「自信を持って復帰する方はほとんどいません。多くの方々は、不安で一杯です。しかし、ある程度状態が安定したら、思い切って復帰してみてはいかがでしょうか?」
と、述べさせて頂きましたが、まさにこの復帰に関しても、「勇気」が大切と思います。
病を克服するための心理面として大切な言葉と感じました。
(ちなみに私が子どもの頃に憧れの女性は、水原勇気さんでした。)
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高橋浩一 先生
勇気については、ソクラテス以来、哲学・心理学の重要な課題の一つとして論じられ続けていますね。
「人は自分に価値があると感じるときに、勇気を持って人生の課題に逃げることなく取り組むことができる」と思うのです。
生徒たちを見ていても、つくづくそう思います。
高橋先生がお世話なさっているピー子さんの現在などは、まさに、その好例と思います。
「自己受容できるかどうか」が「勇気を持てるかもてないか」の分かれ目となる…というか。
自己受容するためには、「他者から理解されていること」は、とても大切です。他者からの理解なしに、自分を受容することは、とても難しいのだから…
「勇気」は、もちろん、自分の内面からわいてくる「感情」のひとつですが、およそすべての「感情」は、他者との関係性に於いて生ずるものですから、
そういう意味で「自分だけで勇気を持つ」ということは、出来ないことだと考えます。
「勇気を奮い起こせる人」というのは、自己理解→他者理解→相互理解という段階を踏むことが出来ている人だと考えます。
先週の「坂の上の雲」で、従軍記者として清国に渡った正岡子規が森林太郎に励まされて、勇気を回復する場面がありましたね。
(森林太郎の描き方も、吉村昭氏とは、全く違いますが。笑)
まさに、あの場面などが「勇気づけ」に当たると思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
山崎豊子さんが座右の銘としているゲーテの言葉は
「金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。
名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。
勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう」
です。
勇気を保つ事は本当に重要ですが、あきちゃんで~す様御指摘の通り、個人では不可能に近く、自己理解→他者理解→相互理解といった他人の協力も重要でしょう。
私自身、皆様に勇気を与える事も大切な仕事と考えていますが、同時に、皆様の頑張りに勇気を頂く事も多々あります。
先日は、初診で伺わせて頂き、大変お世話になりました。
健康だけが取り柄だった私が、半年前から
原因不明の体調不良に悩まされ、日々悪化して行く身体の変化に
今までに無い恐怖さえも感じました。
沢山の病院で何度も検査を繰り返して
最後に言われるお決まりとも言える決め台詞…(涙)
『異常は見当たりませんよ。精神科に行かれてみては…』
この決め台詞に何度撃沈させられた事か…(涙)
しかし、その後も体調は悪化するばかり…
だけど正直、また同じ決め台詞で撃沈されるであろうと考えると
病院に足を運ぶ事すら腰が引けてしまいました。
だけどある日、高橋先生のブログを拝見させて頂き
『脳脊髄液減少症???聞いた事無い病名だけど、
何かこの症状に近いかも〜!!!(喜) 』
体力的にも精神的にも崖っぷちの所まで来ていましたし、
正直「またあの決め台詞で撃沈させられたらどうしよう…」
なんて不安も抱えつつ、最後の勇気を振り絞り扉を開け
先生とお話をさせて頂いたき、診察室を出る頃には
私の抱えていたモヤモヤは不思議な事にスゥ〜っと消えて行きました。
検査事体は年明けなので、少々緊張したり、そういった意味での
不安感は多少ありますが、きっと私と同じ様な症状で悩まれていて
最後の一歩を踏み出せず、長い期間苦しんでいる方は沢山いるのでは???
と思うと胸が詰まる思いで一杯です。
どうか、そんな辛い想いをされている方々にも、諦めず
勇気を出して、自分に合う信頼できるお医者様に一刻も早く
出逢える事を祈らずにはいられません。
そして『脳脊髄液減少症』という病気が一刻も早く多くの方に理解され
一日も早く保険適応される事を祈っております!!
☆JIN子☆様
コメントありがとうございます。
☆JIN子☆様の勇気に、何とか応えたいと思います。
年末、年始、不安を最小にし、検査、治療を頑張りましょう。
治療後も、様々な事が予想されますが、勇気を持って乗り越えて頂けたら幸いです。