脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

なまけ病と言われて

なまけ病と言われて

フォアミセス8月号(秋田書店)

「なまけ病と言われて」のタイトルで、 脳脊髄液減少症の少女が主人公の漫画が掲載されています。

有加さん、そして御家族の御苦労、苦痛、苦悩・・・ フィクションとはいえ、実際の患者様を見ているようで、涙が出る想いでした。

「誓いのサイン」

に登場するS.Hさん家族にも共通する部分があり、また、ブログに対しても同様な想いをされたというコメントを頂きました。

 脳脊髄液減少症をめぐる環境に関し、「なまけ病と言われて」のような状況は、決して稀ではないと感じております。

最後は篠永先生にそっくりの先生に治療してもらって回復され、ハッピーエンドで良かったです。

有加さん、そして御家族の良かった姿勢は、
① 先の見えない暗闇に入っても、決してあきらめなかった。
② 家族で支え合った
③ 現状で、できる事を行っていた。いつ復学できるか分からない状況でも、寝ながら勉強を積み重ねていった。この精神力の強さは今後の将来に必ず生きます!
④ リスクを恐れず、治療に前向きであった。治療の怖さはきっとあったと思いますが、治すためならという強い想い、治りたいという強い気持ちが感じられました。
⑤ 医師や教師、同級生などに理解が得られなかった事に対し、恨みつらみは計り知れないが、病気をした経験をプラスに考え、将来に目を向けている。大切な前向き思考です。

と感じました。

脳脊髄液減少症を経験された方々は共感される点が多いのではと思います。

それから脳脊髄液減少症闘病中の方々、きっと治ると信じて、有加さんを良いイメージとして捉えて頂けたら良いかもしれません。

さらに脳脊髄液減少症を御存知ない方々には、是非とも読んで頂きたいです。

最後に脳脊髄液減少症を取り上げて頂いた 三谷美佐子先生に心より御礼申し上げます。