脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

起立性で悪化する症状

起立性で悪化する症状

起立性頭痛は、脳脊髄液減少症の代表的な症状です。

でも、起立性頭痛が明らかでない脳脊髄液減少症症例も少なくありません。

一方で、起立性で悪化し、横になると楽になるという症状があれば、脳脊髄液減少症か?

というと、必ずしもそうではありません。

風邪でも、貧血でも、甲状腺機能亢進症でも、横になった方が楽です。

疲れていても、

「少し横にならせてくれ」

なんていう状況はよくありますよね!

「起立性頭痛がなければ脳脊髄液減少症ではない!」は言えません。

「起立性頭痛があれば、脳脊髄液減少症だ!」も言えません。

なので、何らかの不調が生じたときに、「脳脊髄液減少症だ!」と、決めつけると、判断の誤りにつながることがあります。

脳脊髄液減少症よりも、重篤な病気を見逃してしまいかねません。

体調不良に関して、様々な可能性を考えてアプローチをしてゆくことが大切と思います。