日本の医療
- 2016.10.11
- 日々のつれづれ
柳原病院の非常勤外科医師が逮捕されています。
http://yanagihara.kenwa.or.jp/statement.html
この件、柳原病院ホームページ発表が正しいという前提で話をします。
これが本当なら、不当逮捕です。
実際、全身麻酔の手術後に、患者に、わいせつ行為など考える医師は皆無と信じています。
仮にみだらな行為に及ぼうとしても、患者は満床在室の4人部屋におり、術後の経過観察に看護師が頻回に訪床する病床では、不可能です。
2000年前後から、医師叩きの雰囲気が高まり、2004年に医師逮捕がありました。
その結果、リスクの高い診療科医師が激減するなど、日本国民が痛手を負う形となりました。
日本の医療レベルは世界一です。それは「日本の医師が、低賃金で献身的に働くことによって成り立つ医療」とも言われています。
現在の日本医療を維持、そして発展させるためにも、不当な医師叩きは、やめて頂きたいと切に願う所です。
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高橋浩一 先生
事件の推移を見守る必要があるでしょうが、日本の刑事制度では、起訴はほぼ有罪を意味します。
検察当局のくれぐれも慎重な判断を期待します。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
そこの所、非常に大きな問題です。国民全体のレベルで論議してもらいたい位の事と考えています。
高橋浩一 先生
私は、この件について知らなかったので、深く調べもしていなかったのですが、すでに「勾留理由開示公判」も開かれていたのですね。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20160905-00061879/
裁判の大原則である「推定無罪の原則」が貫かれていないように感じます。
電車内で、そういう事実がないにもかかわらず、「冤罪痴漢」をねつ造する事件などを思い出してしまいました。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
どんな方に対しても冤罪はあってはいけないのですが、医師に対して、麻酔後の患者の供述だけで逮捕されては、たまったもんでありません。
医療の委縮につながります。
高橋浩一 先生
麻酔覚醒時に錯覚が起きることは当然あり得るとおもいますが、それを医学的に検証したりすることは難しいのですか?
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
海外から発表されたエビデンスレベルの高い論文が提出されているようです。
なので、なおさら理不尽な拘留です。