ノーベル賞
2016年のノーベル賞「生理学・医学賞」の受賞が決まった
東京工業大の大隅良典栄誉教授
地道な基礎研究での受賞、「素晴らしい」や「凄い」などという言葉では言い表せません。
「誰も取り組んでいないことをやる方がとても楽しいということが、実はサイエンスの本質ではないか。誰も取り組んでいない分野での発見の喜びが、研究者を支えるのではないかと常々思っている。」
「”役に立つ”という言葉が、とても社会をダメにしていると思う。本当に役にたつのは、10年後か20年後か、あるいは100年後かもしれない。社会が将来を見据えて科学を一つの文化として認めてくれるようにならないかと強く願っている。」
なんか上手くいきそうで、多くの方々が脚光を浴びさせているような花形的研究に飛びつくのでなく、また、短期的な成果や見返りを求めるのではなく、地道に研究を進めろ!というメッセージを頂いた想いでおります。
髄液の分野の研究に対して、勇気を頂いた気分です。
高橋浩一 先生
大隅栄誉教授がおっしゃっていたことに、
「国は、すぐ結果が出ることだけを支援するのでなく。長期的な視野を持って科学を経済的に支援してほしい。」というお言葉がありました。
基礎研究を継続することの重要性をおっしゃったのだと思います。
そういうことにどれくらいお金をかけられるかが、本当の「豊かな国」の証拠だと感じます。アメリカに比べれば、まだまだです。
また、昨日のNHK「ドクターG」
http://www4.nhk.or.jp/doctorg/x/2016-10-05/21/29697/2279105/
では、頭痛と全身性疾患の関連について放送していました。
頭痛から全身性の疾患を見抜く?ためには、Drは、自分の中に、鑑別疾患をたくさん持っている必要があると思います。
そういう「豊かなDr」にどんどん増えていただきたいです
。
次回の「ドクターG」は、前期の最終回。
千葉大の生坂先生がご出演なさいます。
http://www4.nhk.or.jp/doctorg/x/2016-10-12/21/34522/2279106/
腰痛と総合診療の関連がどうなるのか楽しみです。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
大隅教授の言葉は、とても重要な点がたくさん含まれており、非常にありがたい感じがしています。
髄液領域の発展も願っています。