壇ノ浦
- 2015.06.16
- 日々のつれづれ
下関
歴史的に非常に興味深い地でした。
まずは赤間神社
壇ノ浦の戦いで幼くして亡くなられた安徳天皇が祀られています。
また、子どもの頃に読んだ、耳なし芳一も祀られています。
さらに第十七代 崇神天皇から第八十一代 安徳天皇まで千二百七十六年間、歴代皇位継承の三種の神器の奉鎭石碑八咫鏡がありました。
なんとも神秘な!
隣には、日清講和記念館もありました。
さらに壇ノ浦へ歩を進めると、みもすそ川公園があります。
そこには壇ノ浦古戦場址があり、 そのすぐ横には、長州砲の原寸大レプリカが関門海峡をにらんで展示されています。
歴史体感紙芝居を見れる幸運にも恵まれました。
他にも巌流島
毛利邸
など、観てきました。
梅雨入りで、天気が心配されましたが、幸いにも滞在3日間、天気に恵まれました。
平安時代から幕末を体感できた感じで、非常にハッピーでした!
海の幸も美味しかったですし!
下関の街は、薩摩のような人物像があっちこっちに並んでいる派手さではなく、地味な感じを受けました。
これも長州の風習でしょうか!? あきちゃんで~す先生、教えて頂けたら幸いです。
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高橋浩一 先生
>下関の街は、薩摩のような人物像があっちこっちに並んでいる派手さではなく、地味な感じを受けました。
これも長州の風習でしょうか!? あきちゃんで~す先生、教えて頂けたら幸いです。
私は、行政職や郷土史家ではないので「これ」という正解を持っているわけではありませんが、推論をお答えします。
「薩長土肥」という明治雄藩の呼び方がありますが、総理大臣の数(8人)、政財界人の数等、長州が抜きんでていると思います。
長州人には、「『我々が』明治以降の国家を作った」という自負があります。代表者じゃなくて、みんなで、という意識です。
ですから、特定の人物を祀り上げるのではなく、「県民の総意としての国づくり」の意味から、特に誰か数人を持ち上げるということをしていないのだと思います。
松下村塾が世界遺産になりますので、今後上の方針は変わるかもしれません。
一方、西郷隆盛は、言っても「国家の反逆者」です。大久保利通も不忠者として暗殺されてしまいました。
県民がアピールしなければ、マイナスのイメージばかり大きくなるか、忘れ去られてしまう可能性大です。
したがって、失地回復の意味も込めて殊更に宣伝するという意味合いもあると思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
薩摩と長州の違い、なるほどですね。非常に納得できます。
御教授感謝です!
高橋浩一 先生
「耳なし芳一」は、私も子ども時代に大好きな作品で、読書感想文コンクールで賞をいただいてから、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の日本語の著作(13冊)を読み漁ったり、八雲の生涯について調べたりしました。
八雲は英語の教師としても活躍し、島根や熊本だけでなく東大でも教えました。熊本の五高の校長が、あの柔道を創始した加納先生、東大の後任が、あの夏目漱石です。
八雲が辞めさせられるとき、支持者から猛烈な反対があり、漱石の着任にも同様の排斥運動があったそうです。
考えてみれば、どこでも「人事は、ドロドロしている。」と感じたのは、まだ子ども時代のことでした。笑
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
耳なし芳一は、子ども時代には、なぜ、ねらわれているか理解できなかったのに、読書感想文コンクールで受賞されるとは、さすがです!
また東大の人事といえば、医学においても、森先生、北里先生の件などもありますね!
高橋浩一 先生
試しに、初代県令の出身を調べてみました。
県令は、今のように選挙ではなく、中央政府派遣でした。
薩摩が7人、長州が7人で、偶然の一致ではないように思われます。次に多いのが土佐出身です。
いかにも、日本人のバランス感覚と言いますか…笑
ここでも面白いことがありまして、鹿児島県令は、最初から薩摩出身者なのに対して、山口県に地元出身知事が誕生するのは、第二次大戦後です。
その他、静岡には幕臣、京都・奈良には公家を配置するなど、「見え見え」の人事がわります。笑
なお、兵庫県の初代県令が、あの伊藤博文です。27歳ですよ。すごすぎます!
私が27歳の時は…お恥ずかしくて、とても言えません…汗。
ちなみに、群馬県の初代県令が、今、大河ドラマでやっている吉田松陰の妹婿(夭折した久坂玄瑞ではなく、二人目の小田村伊之助、のちの楫取素彦)です。
ドラマでは、明治維新の後半の舞台は、長州から群馬に移ります。
乞うご期待!
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
とても、とても興味深いですね!
群馬の血をひく者として、明治維新後半が楽しみです。
是非、御教授下さい。