脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

発達障害を学ぶ

発達障害を学ぶ

日本国際医学協会

http://www.imsj.or.jp/

第439回国際治療談話会例会「発達障害を学ぶ」

小児の自閉症、ADHDについて、

子ども達の心の不調は、心身症のような形で表れやすい

周囲の環境が良好であれば、適応可能

「治す」より、障害特性を受け入れる

など、非常に興味深いお話しがありました。

また病気によって対応方法が異なるものの共通点がいくつかありました。

良いこととしては

  1. 睡眠リズム、栄養バランスを整える

2. 行動のレパートリーを増やして、体力アップさせる

3. できること、できていることに目を向ける

悪いこと

  1. ネット依存

2. 叱る、ネグレクト、いじめ

また親、家族としては

相手の変化を観察し、共感ポイントをつかむことも大切とのお話しがありました。

さらに

「ADHD児の顔表情認知の脳活動を検討 幸福顔(笑顔)と怒り顔に差がある」

という興味深い研究が紹介されました。

ADHDの児童では、幸福顔は認知できるが、怒り顔は認知しない、または無視するという結果です。

ADHD児に限らず、笑顔で接する事が大切ではないかと感じました。

今回の研究会での知見は脳脊髄液減少症の子ども達にも当てはまる点があるかと思います。

生活リズムを整えて、体力を焦らずに回復させて脳脊髄液減少症を克服頂きたいです。

第439回 国際治療談話会 例会
「発達障害を学ぶ」

【講演Ⅰ】
自閉スペクトラム症―最近の定義と対応―
 青山学院大学 教育人間科学部教育学科 教授
         古荘 純一 先生 

【講演Ⅱ】
小児ADHDの治療
 獨協医科大学埼玉医療センター 
  子どものこころ診療センター 教授
         作田 亮一  先生    
【感 想】
組織の心理的安全性に活かす『ビジネスコーチング』とは?
 株式会社リーダーシップコミュニケーションジャパン
  代表取締役会長 上西 正之  先生
  代表取締役社長 上西英理子 先生