脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

三年生を送る会

三年生を送る会

三年生を送る会、追い出しの会といった名前で、中学校や高校での部活動などで卒業生を見送る会が催されます。

会に参加していると、感極まる場面に、しばしば遭遇します。

特に、子どもから親へ感謝の気持ちを伝えている時、とてもジーンときてしまいます。

笑顔満面の両親もいれば、感涙にむせばれる両親もいます。どちらも、子を持つ親として、非常に共感できます。


私は学童期の脳脊髄液減少症の子ども達を治療させて頂く機会があります。
この時期、高校や大学の入試がありますが、ブラッドパッチを受けた方々の中にも、入試を頑張られた子ども達がいます。

合格できた子もいれば、合格できなかった子もいます。

志望の学校には届かなかった子もいます。

いかなるケースでも、進路を報告頂くたびに、病状と闘いながら、よく頑張ったな~と、三年生を送る会の続きを見させて頂いているような想いになります。

合格できた方々も、できなかった方々も、是非、これからも楽しんで頂けたらと望みます。

脳脊髄液減少症は、ハッピーエンドを迎えられる疾患です。

ソチ・パラリンピックでの閉会式で掲げられた言葉

Impossible (できない)

でなく、

I’m possible (できる!)

のように、これからも楽しんでほしいです!