三年生を送る会

三年生を送る会、追い出しの会といった名前で、中学校や高校での部活動などで卒業生を見送る会が催されます。
会に参加していると、感極まる場面に、しばしば遭遇します。
特に、子どもから親へ感謝の気持ちを伝えている時、とてもジーンときてしまいます。
笑顔満面の両親もいれば、感涙にむせばれる両親もいます。どちらも、子を持つ親として、非常に共感できます。
私は学童期の脳脊髄液減少症の子ども達を治療させて頂く機会があります。
この時期、高校や大学の入試がありますが、ブラッドパッチを受けた方々の中にも、入試を頑張られた子ども達がいます。
合格できた子もいれば、合格できなかった子もいます。
志望の学校には届かなかった子もいます。
いかなるケースでも、進路を報告頂くたびに、病状と闘いながら、よく頑張ったな~と、三年生を送る会の続きを見させて頂いているような想いになります。
合格できた方々も、できなかった方々も、是非、これからも楽しんで頂けたらと望みます。
脳脊髄液減少症は、ハッピーエンドを迎えられる疾患です。
ソチ・パラリンピックでの閉会式で掲げられた言葉
Impossible (できない)
でなく、
I’m possible (できる!)
のように、これからも楽しんでほしいです!
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高橋浩一 先生
三年生を送る会(三送会・予餞会)は、ある意味、教員も、卒業式以上に感動します。
卒業式が、学校側主体の儀式的行事であるのに対して、送る会は、
生徒のパーソナリティにあふれ、成長の足跡がよくわかるからでしょう。
最初の教え子は、もう50歳をすぎましたが、5000人の教え子一人一人が「夢の続き」を見せてくれているので、とてもうれしく思います。
生徒の成長を願う気持ちは、小児科の先生方と通じるものがあるのかもしれませんね。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
教師の先生方も、そうでしょうね!
全文引用させて頂きたくなります。
教え子が、5,000人ですか!あきちゃんで~す先生の想いは、私の想像を超えた、凄いものなんでしょうね!
高橋浩一 先生
私にとって、教え子たちは、「孫悟空の髪の毛」のような存在です。
体の毛を抜いて空に投げると2、3百の不死身の小猿となって悪魔に襲いかかり、体毛、8万4千本のすべてが変化することができるといいます。
教えているときの成長は、もちろんうれしいですが、「その後の活躍」には、本当に、胸躍るものがあります。
きっと、高橋先生も、教えて下さった先生方にとっては、そのような存在であること間違いなしです!
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
「孫悟空の髪の毛」の話、存じ上げませんでした。
でも、限られた体の毛を抜いて育て上げて、成長し活躍していくのは教師冥利に尽きるのではないでしょうか!