脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

ガラスの階段

ガラスの階段

先日のドラマ「ガラスの階段」を見ていて、初めて、虐待された子どもを診た時の事を思い出しました。

あれは、まだ医師になって数年目の頃でした。

あっちこっちに傷があって、汚い服を着て、ぐったりしていて、全身が汚れていて・・・

子どもになんて事するんだ!

同じ小児病棟に脳卒中や脳腫瘍などで、生きたくても、生かせたくても守れない子どももいる中、何をしているんだ!

虐待児については、本、論文などで問題なのは存じていましたが、実際に目のあたりにすると、衝撃、ショック、そして怒りがこみ上げて・・・

でも、その男児が悪いわけではなく、懸命に看病したのを思い出します。

その甲斐あって、回復しました。

その子は、順調なら高校生位の年代ですが、今はどうしているかは存じ上げません。

深く考えなくてはいけない問題と改めて感じました。