四国化成
- 2012.08.15
- 日々のつれづれ
先日伺わせて頂いた寿庵
料理はもちろん、店の内装からも健康を!という考えが今後の医療に重要ではと思い、寿庵の内装に使用されている、「けいそう土」で有名な四国化成で講習を受けさせて頂きました。
現在の日本の内装は、合成樹脂を使用した「クロス」という素材が多い中、四国化成は、日本伝統の土塗という内装に注目しました。
従来の土塗は、労力やコストがかかるという欠点がありますが、けいそう土を使用した内装は、この点を補います。
この、けいそう土には、
① 温度、湿度の高い調節性 -省エネにつながる-
② ホルムアルデヒドやアンモニアなど有害物質の吸着・分解
③ 臭いの吸着
④ 高い質感・デザインを可能にする
⑤ 自然素材を使用している
⑥ 有害成分を含まない
⑦ 強い耐久性
などの特性があります。
実際にクロスに比べ、けいそう土を使用した場合、シックハウスの原因であるホルムアルデヒドや悪臭の原因となるアンモニア、有害なトルエンなど吸着効果が高いという研究データも示して頂きました。
また、けいそう土を使用した家では、アトピーの軽症化、黒カビが発生しないなどといった効果が認められています。
それから朝の目覚めが良くなった!という声も良く聴かれるそうです。
さらに講習では、病室の内装に、けいそう土を使用している香川県内の病院も見学させて頂きました。
けいそう土を使用した病室は、「病室の臭い」が無く、黒カビなどが発生しないため、清潔感が漂っていました。
また空気自体も、清い感じで、アトピーが減るという事もうなずける気がしました。
医学・健康において環境が重要とは分かっていましたが、正直、深く考えた事はありませんでした。
今回の四国化成での講習では、この点に目を向けさせて頂き、非常に有意義であったと感じております。
今後につなげていきたいと思います。
私の尊敬するご夫妻のお宅の壁が「けいそう土」です。
元気な頃、何度かおじゃましたのですが、心地よさを感じてついつい長居していました。
ご夫妻の放つ雰囲気がステキだったこともあるのでしょうが、「けいそう土」が空気を清浄にする作用があるのは、明らかに感じました。
けいそう土に関するブログを拝見して、そんなことを思い出しました。
8様
コメントありがとうございます。
日本古来のものですので、私も心地よさを感じました。
四国化成は、労力とコストを削減している点、発展性があると感じています。
高橋浩一 先生
珪藻土は、先生がお好きな「生ビール」にも使われていますよ!
http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/06/05/0528.html
江戸時代の飢饉のときに、壁土(珪藻土)を食べた話は有名ですし
、戦中の物資不足のときにも、ビスケットなどに混ぜて、増量して食べたそうです。
つまり、食用にも出来るくらいの安全性が確保されているということです。
「シックハウス診断士」などという仕事もあるのですね。↓
http://www.sicklife.jp/about_sickhouse.html
ということは、それだけこの疾病が蔓延しているということを指すわけで、子どもたちの中にも、家に起因するアトピー症状の子が結構います。
学校の建物でいえば、「アスベスト」が問題になり、各自治体では、別の素材での修復に相当の予算を使っています。
そんこともあって、我が家を新築するときには、「木と土の家にしよう!」が、スローガン?の一つでした。
で、快適な生活を送ってはいるのですが、問題は、「予算」です(-_-;)
多分、化学建材を多く使っている家より、一千万円くらい高くついたと思います。汗
「健康」という極めて理科的な要素と、「予算」という極めて社会科的な要素が相容れない好例だと思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
ビールのろ過に使用されている事も教わりました。
四国化成のけいそう土は、コストや労力を従来より、いかに削減していくかを研究されました。
その点も含めて、感銘を受けました。
高橋先生
主人が左官職人のため、我が家の壁は珪藻土です。
クロスでは 焼き魚のあと匂いが残りますが、珪藻土は
気になりません。
手塗りのため 一つひとつ味のある模様で気に入っています。
10年以上前は 珪藻土が呼吸をするのに塗ってから1年かかると言われていましたが、どんどん研究されているようですね。
主人は珪藻土を扱いますが、ビールの濾過は知らなかったそうです。
先生はいろんなことに興味を持たれるんですね。
素敵なことだと思います。
モモ様
コメントありがとうございます。
>クロスでは 焼き魚のあと匂いが残りますが、珪藻土は気になりません。
病院でも、取り入れられれば、薬品の臭いなども残りにくいと思います。
安価にするかという研究も進んでいるようですので、今後を期待します。