脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

同期会にて

同期会にて

先日の大学時代の同期会にて、多くの同級生と久しぶりに再会しました。

その中に、斑目君も参加されました。

斑目君は元慈恵医大青戸病院、泌尿器科医師です。

腹腔鏡手術の結果が悪く、「人体実験」などと、マスコミに、こてんぱんに書かれました。

私は、学生時代から彼を人格者として尊敬していましたし、学位授賞も一緒でした。 事件がまさに渦中の時や、ペナルティーで医療停止処分を受けていた時、何度か電話で話をした事がありました。なんとか元気で頑張ってほしいと・・・

そして、昨年秋に、久しぶりに再会し、様々な事を聞きました。 マスコミ、警察がいかに面白ろおかしく、この事件を色づけしていたか・・・・・ その最たるものは、彼自身、40例を超える内視鏡手術経験がありながら、「未熟な医師達により、人体実験の犠牲にされた」、などと報道された事です。

同業でありながら、警察の圧力により、彼らに不利な、時に虚偽の発言をした者もいたそうです。

想像を絶する辛さがあったと思います。

しかし、元来の人柄から、彼を気遣ってくれた医師、病院があり、今は元気にしています。事件があって、家族がより、まとまったと、前向きな言葉も聞かれました。

そんな事もあって、嬉しい気分になり、美味しいお酒を飲ませて頂きました。

もちろん斑目君も、皆と楽しく酒を酌み交わしていました。