休む
- 2009.05.06
- 日々のつれづれ
このゴールデン・ウィークは、久しぶりの連休がとれ、ゆっくり休む事ができました。
連休中は、仕事の事をなるべく考えず、休息に専念しました。子ども達は、それぞれやる事が増え、家族が皆で揃う事は難しくなりました。
それでも次男のサッカーの試合を観に行ったり、長男と野球をしたりしました。
また、長女とは久しぶりに二人っきりで食事に行きました。
三食、昼寝つきの生活は、本当に休んだ感じがします。
外来で診察していると、「なかなか休んでいる感じがしない。」と、訴える方々が少なくありません。
仕事などで忙しい場合はやむを得ませんが、中には、不安や焦りなど、様々な事を考えてしまい、横になっていても脳が休まらない!といった方もいます。
体調不良の場合、不安など考えるな!と言う方が無理と思いますが、休息は非常に重要です。
有効な休息をとるために「頑張って休む!」という集中して、気合で休む感覚も時には必要と思います。
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東大野球部 2009.05.07
高橋浩一 先生
その「休めたなあ」という感覚が、実際に体を動かさないことより大切なのではないか、と痛感しています。
悪性腫瘍で入院する前、「仕事で11時帰宅」ぐらいは普通でした。周囲も皆そうだったので、特に違和感もなく、精力的に?仕事していました。
そして気がつくと、咳が止まらず、本当に軽いものでも、やっと持つような状態になり、階段は、一階分を一度では上りきれず、体重が大幅に減少しているのに、まったく食べられず…そんな状態で受診し、即、「ストレッチャーの人々」の仲間入りとなったわけです。笑
治療の甲斐もあって、病棟では、体力が回復してくるのを、自分でもはっきり自覚できました。でも、そんなになるほど体力が落ち込んでいるということは、入院前は、まったく意識の外でした。
今は、「頑張って休む」ことを第一に心がけています。同僚を振り切って、自分だけ先に帰ることは、結構、勇気が要ります。ましてや、上司がいる場合、「仕事をしていない」と見られるのではないか…そんなことも気になります。
でも、「自分は休まなければならない。」ということを第一に考えるように心がけ、モーレツ仕事中毒?ライフから、超スローライフになんとか切り替えられているのだと思います。
「頑張って休む」ためには、二つの要素が必要かな、と感じています。
①休みつつも、何かする趣味(例えば、読書するとか、音楽を聴くとか…)をもてていること…休むから、といって、何もしないでずっと寝ていることは、普通、健常者には無理なのですから…
②ここでも、「家族の支え」です。私の場合は、オーバーワーク気味になると、家内が、「最近、また少し働き過ぎよ。」と警告?してくれます。これには、心身ともに、本当に助けられます。子どもたちも、私が家で寝っ転がっていても、嫌な顔をせずに、そのままにしておいてくれます。笑
F様
いつもコメントありがとうございます。
成人でも小児でも周囲の目が気になりますから、休まなければいけないけど、サボっていると思われたら・・・などの事を気にされる方が少なくありません。
休息に関しても、周囲の理解、協力が重要と思います。
>休むから、といって、何もしないでずっと寝ていることは、普通、健常者には無理なのですから…
上記の点など、F様の貴重な経験からの御指摘、本当に私を含め多くの方々の参考になります。今後ともよろしくお願い申し上げます。