夕べのコンサート
本日、山王病院にて「夕べのコンサート」が行われました。
山王病院では、このような催しを定期的に行われています。音楽にはいつでも癒されます。
私が10年程前に、さいたま市の秋葉病院で常勤させて頂いておりました。その時に、病気に悩む方々に少しでもお力になればと、自らギターをとり、「秋葉」にかけて「オータム・リーフ・コンサート」と称し、ちょっとした演奏会を行いました。
現在も、秋葉病院では定期的に「オータム・リーフ・コンサート」が行われています。
映像は昨年夏の模様です。(私が秋葉病院退職後も、秋葉病院主催で音楽家にお願い頂いおります。)
この曲は、第一回「オータム・リーフ・コンサート」でも、今回の「夕べのコンサート」でも演奏されました。
ジーンと心にしみ込む曲です。
老若男女、健康・病気問わず、音楽は、本当に素晴らしいと思います。
高橋浩一 先生
私が二度にわたって入院していた病院は、公立の病院でしたが、待合室には、大画面のテレビなどに混じって、グランドピアノがあり、さらに、ギャラリースペースが確保されています。そして、それらを運営するボランティアグループも院内に組織されており、コンサートや絵画の個展などが定期的に開かれています。今でも、定期検診で行くと、診察の帰りに立ち寄ったりして、楽しませていただいております。
音楽の「治療における効果」については、最近「ミュージックセラピー」などがずいぶん注目され、再認識されています。しかし、何も、今、にわかに始まったことではなく、その効果については、ナイチンゲールが、150年も前に「看護覚え書き」の中で、すでに述べていますね。ペリーが日本の鎖国を破った頃です。笑
「看護覚え書き」のなかで、「物音」は章立てされていることからみても、治療(看護)と音に重要な連関があることについては、明らかなのではないでしょうか。
「病気は、回復の過程」というナイチンゲールの考え方からすれば、「音楽」という、一見、治療とはまったく無関係に思える「物音」が、いかに患者の生活(心身両面での)に変化を与えるか、女史の理論に、一本の筋の通った光る道のようなものを感ぜずにはいられません。
山王病院では、そのようなコンサートはなさっていないのでしょうか? お近くのK大には、そのような演奏をボランティアで行っている学生たちもいます。よろしければご紹介しますので、お申し付けください。
高橋浩一 先生
画像は、秋葉病院の様子ではなくて、山王病院のものだったのですね。早とちりしてしまいました。すみませんでした。こういう取り組みが、どこの病院でもフツーの活動として行われるようになったら素晴らしいですね。
F様
コメントありがとうございます。
「ミュージックセラピー」は存じていましたが、ナイチンゲール様がすでに述べていた事は知りませんでした。
音楽は、人の心を癒します。したがって、音楽で健康状態が改善する事もあります。
そのような点もあり、山王病院では定期的にコンサートを開催していると思います。
有名な音楽家に依頼する事も、当院の職員が担当する事もあります。非常にレベルの高い、素敵な音楽が楽しめます。
それから、映像は秋葉病院のものです。
山王病院のような、アメニティーはありません、というか、むしろ古くさい病院なのですが、皆が一生懸命で、暖か味が溢れています。
そのような理由もあって、現在も非常勤で秋葉病院でも勤務させて頂いています。