ヒトのチカラ
- 2011.10.07
- 日々のつれづれ
「ヒトのチカラ」小田原きよし著(三交社)
http://msv3151.c-bosai.jp/index.php?module=blog&eid=23363&blk_id=
http://ameblo.jp/odawarakiyoshi/
東日本大震災発生後、被災地で4ヶ月以上に渡り、ボランティア活動をされた小田原氏の著書です。
ボランティア活動を通して感じた事、想像以上の苦労などが述べられています。
私自身、東北出身でありながら、被災地の方々に想いを捧げるも、ほとんど何も力を貸さずに半年以上が経過しました。 何にもしない、できない自分の無力感に苛んでいました。
しかし著書内で
「この本をお読みいただいたみなさんは、僕と宮城県七ヶ浜町災害ボランティアセンターで心をこめて働いた人たちの仲間です。一緒にこの東日本大震災という私たち日本人に課せられた大きな試練を乗り越える過程に関与した、語り部になってくれることを願っています。」
の文に、少々、心が救われた想いです。
また
「いま日本人は、同胞の痛みに対して無関心なままでいるか、本当に結束するかの分かれ道に立っている。問われているのは、むしろ被災していない日本人の心だ。」
の文章に胸を打たれえました。
「ヒトのチカラ」、復興へ向け何をすべきか、被災地への関心が、やや薄れつつあった自分を今一度引き締めて頂きました。
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高橋先生、ありがとうございます。励みになります。お一人でも多くの方に『ヒトのチカラ。』を手にとって貰いたいです。
小田原きよし様
コメントありがとうございます。
被災地でのボランティア活動を通して、今後の日本をどうすべきか考えさせて頂くなど、非常に有意義な著書と感じ、紹介させて頂きました。
私のように時間を言い訳に被災者に対し直接、力になれていない苛立ちを少しですが、救って頂いたようにも思います。
高橋浩一 先生
小田原きよし 様
御著書を読ませていただきます。
実は、震災に関係なく、岩手県が、地理の教科書に以前から出ていました。(東京書籍版)
今年は、震災と産業を絡めて授業をしようと考えていました。(そう考えている教員は、多いはずです。)
もちろん、岩手県のことだけでなく、最大の被害者を出した宮城県、原発被害の福島県、関東でも、茨城県・千葉県のことも語らなくてはいけません。
その際、小田原様の御著書も、参考にさせていただきます。
私の勤務先の中学校の図書室に、すでに、三大新聞の震災縮刷版と写真集のほかに、地元の河北新報の写真集も配架してあります。
なぜ河北新報まで?かというと、現地の方の目線が大切だと思ったからです。
震災復興に直接携わられた小田原様は、さらに、違う目線で見ていらっしゃるかもしれません。
私は、体調不良で、今回の震災復興に直接携わることはできませんが、阪神大震災で業務として関わった経験を生かし、「語り部のプロ」として、子どもたちにも、この事実を伝えていくことで、震災復興に、少しはお役にたつことができればいいなあと、思っております。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
あきちゃんで~す様の有識で、「語り部のプロ」となって頂ければ、非常に多くの子ども達に真実に近い形で、震災についてが伝わる事、間違いないでしょう!
震災復興にも大きな力となると信じております。