脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

見逃し症例から

見逃し症例から

TBS 日曜劇場「GM~踊れドクター」を監修されている千葉大学総合診療部 生坂 政臣教授著書

「見逃し症例から学ぶ 日常診療のピットフォール」 (医学書院)

を拝読させて頂きました。

器質性疾患にあてはまらず検査が正常だから心因性だろう、という思考プロセスは危険である。

上手な医療面接は、それ自体が患者を癒す。

その他

いかに日常の外来診療を楽しむかなど、実際の症例をクイズ形式で提示され、解説されています。

頭痛編には、17歳女性。起立時の頭痛が出現し、近医を受診したが、不登校と診断され、心療内科受診を勧められたという症例が取り上げられていました。

診断は特発性低髄液圧症候群です。

実際に多くの病に悩む方々を診察されてきた経験から述べられている著書で、症例に対する考え方に加え、医師としての姿勢、心構えなど、勉強になりました。