リスクとは
- 2009.11.22
- 日々のつれづれ
現状と違う事をしようと考えた場合、必ずリスクが伴います。
生きていく事にも、向上する事にもリスクは伴います。
超えるハードルが大きければ、大きいほど、リスクは大きい事が多いです。
当然、リスクを考慮した上で、その後の行動を考えるべきですが、リスクを回避してばかりでは、進歩がないと思います。
また、病気になった場合、リスクを伴わない治療法は存在しません。
治療に伴うリスクを理解する事は重要です。
同時に必要以上にリスクに振り回されずに、治療法などを判断される事が重要と思います。
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高橋浩一先生
リスクのない治療はないと頭でわかっていても
実際に自分が方針を選択する場面に遭遇すると
正直なところ、とてもとてもとても悩みます。
「リスクは最小限にしたい」と思う気持ちは
消すことができません。
私は、先生のこの記事を読んだとき
初めてEBPするか否か迷ったときのことを
思い出しました。
頭では判断できても、腹で決断できない・・・
とでもいうのでしょうか。
「あなたは確実に漏れていますね」
の一言で、頭ではやるぞと決めました。でも、
EBPしたら自分の体にどういうことが起きるのか
がイメージしきれず、本当に迷いました。
そのとき、私はあるドクターに相談しました。
「せんせー。先生が私だったら、どうなさいます?」
そのドクターは腕を組んで真剣に考えて答えてくれました。
「僕が患者だったら・・・リスクを負う覚悟ができていればEBPやってみるかな」
そりゃそうだろうが・・・と思いましたが、
それがすべてだよな、と今では思います。
最終的に私はきっぱり言いました。
「もしEBPをやって何かが起きたとしても、それも含めて私は絶対治します。だから、やります!」
腹で決断した瞬間でした。(腹をくくったというか・・・)
4回やった今では、あの時決断して本当によかったと思っています。
ただ、
当時もっといろいろな情報を私が入手できていたなら
迷う時間もエネルギーもさほどはかからなかったかもしれないとも思います。
そういう意味で、私は自分が経験したこと・していることを、
これからEBPするかもしれない人達に伝えていったほうがよいのかもしれない・・・
最近そんなことを思うようになりました。
もし、それが何かしらのお手伝いになるのであれば・・・
へびくま様
コメントありがとうございます。
ブラッドパッチの治療を選択されるか否か、特に初回治療の時は、ほとんどの方がリスクとの兼ね合いで悩まれます。当然の事と思います。
へびくま様の貴重な経験、現在、迷われている方々の参考になると思います。
例えは異なりますが私が高校時代、医学部を受験するか否か・・・
もしかしたら2浪、3浪のあげくに大学に入れなくなるというリスクをかけて。
何とか無事に入学でき、思い切って選択して良かったと感じていますが、あの頃は気の狂う思いでした。