脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

た・か・く・ら

た・か・く・ら

嘉門 達夫氏著「た・か・く・ら」を先日拝読させて頂きました。

http://www.fusosha.co.jp/book/2007/05538.php

嘉門氏の小学時代からの友人、高倉氏からある日、

「たつお~?」

「肺がんって言われてん・・・・・。余命三ヶ月やて・・・・・」

という電話が入りました。

それに対し、嘉門氏は

「んー・・・・・そーかー・・・・・ほなー、何するぅ?」

「何しよ?何して遊ぼー?」

ここから、末期肺がんの高倉氏と、嘉門氏、それから周囲の友人が広げるドラマが繰り広げられます。

笑いの中に、感動と涙があり、それから嘉門氏の優しさが伝わってきました。

心に響く書で、チャップリンの後期の映画を彷彿させます。


嘉門達夫氏は、15年ほど前に一度、コンサートを観に行ってから、あの面白い歌詞、曲調に感動し、それ以来のファンでした。

笑う事で元気を頂き、ある意味、天才と思っています。

さらに私の学生時代からの友人が嘉門氏と結婚されました。

先日、嘉門氏のディナーショーに行き、15年ぶりに生演奏を観ましたが、相変わらず笑わせて頂きました。

以前から、嘉門氏の歌には笑いの裏に、人情が見え隠れしていると何気なく感じていましたが、「た・か・く・ら」を拝読させて頂き、理由がおぼろげながら判った気がします。

http://www.daipro-x.co.jp/kamon/