脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

終戦記念日

終戦記念日

本日は「終戦記念日」です。
最近、私が読んだ本に、山崎豊子氏の「不毛地帯」があります。非常に、示唆に富む本でした。

主人公の壱岐正氏は、戦後、シベリアに捕虜として11年間拘留されました。その拘留時代は、重労働や悲惨な食事、生活など、言葉では伝えきれない非常な状況でした。発狂者や自殺者が出る中、「生きて歴史の証人となれ!」との言葉を胸に生き続け、日本に帰国後、商社に勤務されます。

この「不毛地帯」2009年10月より、フジテレビ系で、連続ドラマ化される予定です。

主人公、壱岐正氏のモデルとされているのが、瀬島龍三氏です。

瀬島龍三氏がハーバード大学で大東亜戦争に関しての講演の記録をもとにした「大東亜戦争の実相」(PHP研究所)を拝読中です。

どうして、日本は英米に戦争を挑まなくてはいけなかったか、避ける手段はあったのか、など生きた歴史の証人としての話は、奥深く、考えさせられます。

戦争は悲惨だ!という事は、多くの方々に理解頂けると思います。では、どうすれば戦争せずに国を守れるか!という事は、非常に難しい問題と思います。

平和の維持を考えるために、いくつもの大きな示唆を頂けた思いです。