新型コロナワクチン接種について

新型コロナワクチン接種は、パンデミック改善のため、とても有効な手段です。新型コロナ感染により、重症化が懸念される高齢者、基礎疾患を持たれている方々にも、効果をもたらしてきています。

一方で、懸念事項として、人類史上初の遺伝子ワクチンなので、長期の安全性が担保されていない点があげられます。

また新型コロナワクチン接種後に、心筋炎や、体調不良が持続している症例も少数ですが、存在していて、山王病院を受診頂いている方々もいます。先日の、ある報道番組でも、新型コロナワクチン接種後体調不良症例が問題となっていました。

現状、新型コロナワクチン接種後の体調不良に関して、特効的な治療は存在しないと思われます。

日本人で、特に若年者のコロナ感染による重症化率・死亡率の低さを考えると新型コロナワクチン接種の適応も慎重に考えた方が良いと思っています。

一例ですが、新型コロナワクチン接種後の体調不良で、ブラッドパッチが効果を示した症例を経験しました。

この一例で、現段階で多くを語る気は毛頭ありませんが、今後、検討すべき問題と考えています。

脳脊髄液漏出症学会などで討論したいと考えています。