脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

たっとい夢 その8

たっとい夢 その8

YUMEは何もできずに、伯母のHIROMIに電話をした。

TAKASHIに似て、無口なYUMEであったが、その時だけは、しんどくて練習ができないと電話口で必死に伝えていた。

HIROMIもどうしたら良いのか、途方にくれていた時に、

「高橋先輩に観てもらえ」

という声がHIROMIに聞こえてきた。声の主は、TAKASHIだ。

無口なTAKASHIの声が、鮮明にHIROMIの耳に響いた。何としてでも娘を救ってほしいという懸命な声に思えた。

続く