たっとい夢 その8
- 2023.03.29
- 日々のつれづれ

YUMEは何もできずに、伯母のHIROMIに電話をした。
TAKASHIに似て、無口なYUMEであったが、その時だけは、しんどくて練習ができないと電話口で必死に伝えていた。
HIROMIもどうしたら良いのか、途方にくれていた時に、
「高橋先輩に観てもらえ」
という声がHIROMIに聞こえてきた。声の主は、TAKASHIだ。
無口なTAKASHIの声が、鮮明にHIROMIの耳に響いた。何としてでも娘を救ってほしいという懸命な声に思えた。
続く
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