曾祖父について(後)
- 2023.10.18
- 日々のつれづれ
曾祖父は、福島県檜枝岐村に生まれ、郷土の小学校で代用教員として教鞭をとっていたが、向学の念を抑えきれず、18才にして単身家を離れ、福島師範に入り、学資を得られないまま、教科書は全て手写し、刻苦勉励しました。当時の先生であった根本莞爾先生の指導の下に植物研究に入りました。
教職にあった40年間、日曜休日のほとんど、胴乱を携えて植物採取に費やし、標本は1万数千点に及ぶそうです。
伯父は「星大吉、牧野富太郎氏の生涯を顧みる時、生涯を通じ初心を貫く熱意に深い感慨を覚えるものである。」と結んでいます。
伯父のご冥福を心よりお祈りするとともに、それまでの私に、学者であったというかすかな記憶、情報のみであった曾祖父について、素敵な文章で紹介頂いて感謝、感激です。
私が生まれた時には、すでに他界されていた曾祖父ですが、伯父のエッセイを読んでいて・・・・・言葉になりません。
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