脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

ハワイの思い出

ハワイの思い出

1990年中盤、強い留学希望を持ちながらも、当時の教授に

「おまえの実力では、まだ留学は無理」

と言われていました。

しかし、あきらめることができず、NOVAに通い、川淵賞を獲得して、ある程度の実績を備えて参加した20年以上前の、ハワイで行われた学会  ASPN-JSPN Joint Conference USA。

自分の先天奇形の研究に関する発表は、当然のことながら行いました。

K. Takahashi, H. Nakazaki, H. Tanaka, S. Nakahara, T. Abe. Experimental study for the pathogenesis of dysraphism on GFAP appearance. ASPN-JSPN Joint Conference USA .2000 1

それだけでは、まだまだアピール不足であったため、海外から多くの先生方が参加されたレセプションパーティーで、勇気を持ってブロークン・イングリッシュを駆使して、会場内の爆笑を誘うスピーチをさせて頂きました。

このスピーチはかなりアピールできて、Professor McComb から Nice presentation! と言われ、握手を求めて頂けました。これらの必死な行動が、その後の留学につながったと思っています。

大先生 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)

先日のSNIS Cerebral Venous and CSF Disorders Summitでも、当時を思い出し、あの脳脊髄液減少症界の大御所、Schievink教授の演題に対して質問しました。

その後のレセプションパーティーでも、有効な話ができ、さらに私の発表に対してもコメントを頂けました。

本学会参加の収穫の一つでした。

学会の後は、少しの時間でしたが、ハワイを堪能させて頂きました。