ハワイの思い出
- 2024.03.12
- 日々のつれづれ

1990年中盤、強い留学希望を持ちながらも、当時の教授に
「おまえの実力では、まだ留学は無理」
と言われていました。
しかし、あきらめることができず、NOVAに通い、川淵賞を獲得して、ある程度の実績を備えて参加した20年以上前の、ハワイで行われた学会 ASPN-JSPN Joint Conference USA。
自分の先天奇形の研究に関する発表は、当然のことながら行いました。
K. Takahashi, H. Nakazaki, H. Tanaka, S. Nakahara, T. Abe. Experimental study for the pathogenesis of dysraphism on GFAP appearance. ASPN-JSPN Joint Conference USA .2000 1
それだけでは、まだまだアピール不足であったため、海外から多くの先生方が参加されたレセプションパーティーで、勇気を持ってブロークン・イングリッシュを駆使して、会場内の爆笑を誘うスピーチをさせて頂きました。
このスピーチはかなりアピールできて、Professor McComb から Nice presentation! と言われ、握手を求めて頂けました。これらの必死な行動が、その後の留学につながったと思っています。
大先生 │ 山王病院脳神経外科・Dr.高橋浩一 (takahashik.com)
先日のSNIS Cerebral Venous and CSF Disorders Summitでも、当時を思い出し、あの脳脊髄液減少症界の大御所、Schievink教授の演題に対して質問しました。
その後のレセプションパーティーでも、有効な話ができ、さらに私の発表に対してもコメントを頂けました。
本学会参加の収穫の一つでした。
学会の後は、少しの時間でしたが、ハワイを堪能させて頂きました。

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