いかに平常心を保つか!
- 2017.09.24
- メンタルトレーニング
先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
いかに平常心を保つか!について興味深いお話しがありました。
想定外の事には、時に遭遇してしまいます。
そんな時に、パニックにならずに、いかに冷静でいられるか!いつも通りの精神状態、平常心を保てるかが重要になります。
先月、行われたユニバーシアードで、男子サッカーチームが、3大会ぶり、5度目の金メダルを獲得しました。
http://www.jfa.jp/national_team/university_2017/29th_Universiade_m/news/00014900/
初優勝は1995年、福岡大会です。
それまで一つ勝つことさえ難しかった日本男子チームですが、この年からメンタルトレーニングを導入し、見事に金メダルを獲得しました。
その後、3度の金メダルを獲得しましたが、すべてメンタルトレーニングを導入した年に限っていたそうです。
ここ2大会はメンタルトレーニングが導入されず、優勝から遠ざかっていましたが、今回の第29回大会に臨み、2年前から高妻教授をはじめ、日本男子サッカーチームにメンタルトレーニングが、再び導入されました。
ある強化試合の時に、想定以上に交通渋滞にはまり、ウォーミングアップの時間が十分でないことがあったそうです。
その状況でも、リラクゼーション・サイキングアップというメンタルトレーニングのスキルは、きっちりと行い、身体的なアップ不足はあっても、メンタルの部分では、いたずらに焦りやパニックという状況にならず、平常心を保てて成果が得られました。
メンタルトレーニングは、いまだに認知度が低いです。
ユニバーシアード、男子サッカーチームのメンタルトレーニングを導入した大会に有意に優勝しているという事実をがあっても、体力や技術の練習が優先されます。
確かにメンタルトレーニングって、形として見えにくいし、即効性もないので、とっつきにくい部分は多いでしょう。
それからメンタルトレーニングをすれば、必ず成果が得られるという保証もありません。
ただ、それはウエート・トレーニングも同様と思います。
じっくり時間をかけてメンタルトレーニングを積み重ねることで、不意のアクシデントにでも対応可能になるし、病気やケガの回復にも有用であると信じています。
次回の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、
11月17日(金)、青山学院大学青山キャンパス (JR渋谷駅下車徒歩10分 地下鉄表参道駅下車5分)
- 時間:18時ー21時です。
- 参加費:500円です。
スポーツ選手でなくても参加できます。
脳脊髄液減少症の回復のために参加されている方々もいます!
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