人の力を引き出すには?
- 2017.01.03
- メンタルトレーニング

昨年最後の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
「人の力を引き出すには?」という興味深いテーマの話がありました。
http://dogatch.jp/news/nhk/41243
片倉小十郎
https://ja.wikipedia.org/wiki/ 片倉景綱
は、伊達正宗の名参謀として有名ですが、いかに、彼の能力を引き出したか、スポーツ心理学的な解説を高妻教授から頂きました。
正宗は、子どもの頃から目のコンプレックスの他、とても恥ずかしがり屋だったそうです。
戦国の世、恥ずかしがりの性格は、戦に向かないと判断されがちですが、小十郎は、「恥ずかしがるという事は、繊細である。感受性が高い証拠だ。」と判断し、正宗がトップの器ありと考えたそうです。
また戦国武将になった後も、状況に応じて
「体当たりで向き合え!」
と指示したり、
「気楽にいけよ!」
と、臨機応変に適切な指示をされたそうです。
何が何でも、「根性だ!」「頑張れ!」
でなく、このような指示ができるのが、「人の能力を引き出す」指導者として、優秀と言えるでしょう。
横笛でも吹いてリラックスを指示したりといったことまで行っていたそうで、とても参考になりました。
次回の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、
12月9日(金)、青山学院大学青山キャンパス 420号室 (JR渋谷駅下車徒歩10分 地下鉄表参道駅下車5分)
- 時間:18時ー21時
- 参加費:500円
この研究会は、東海大学、高妻教授の指導によるスポーツの競技力向上を目的にしていますが、芸術家や社会人、親としてメンタルを学びたいなど様々な方々が参加されます。
ブラッドパッチを受け、回復のためにメンタルを鍛えたいという目的で参加されている方もいます。
詳細は以下を参照下さい。
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高橋浩一 先生
「人の力を引き出す」職業にあるものとして、大いに参考になりました。
私として心がけていることは、「その人の立場に立つ」ということです。
「自分を変えることは容易であるが、他人を変えることは容易ではない。」と考えるからです。
「健」と「健康教室」をお読みになった長期欠席専門の指導教室の養護教諭の方から、うれしい賀状が届きましたので、ご紹介します。http://www.takahashik.com/blog/2016/12/post-1055.html
(前略)
このたびは、脳精髄駅減少症の資料をご紹介いただきありがとうございました。
脳脊髄液減少症については、養護教諭の研修会でも紹介されることが増え、患者さん自身の講演を聴く機会もありました。
そのような経験を経て、今では、保健室でかかわる生徒の長引く体調不良な際に頭痛を伴う訴えがある場合には、
「頭を強く打つ、尻餅をつくなどの経験をしたことはないか?」
と聞き、確認をすることを意識的に行うようになっています。
幸いなことに、疑いがあるような生徒にはまだ出会っておらず、病院探しや医療費の問題に頭を悩ます経験はまだありません。
昔にはわからなかった原因不明の体調不良が、どんどん解明されていく時代になったので、日々勉強だなあと痛感しています。
本症の周知活動のご尽力されている先生(私)を見習わなければと思いました。
(攻略)
「人の力を引き出す」ことに少しでもつながったとすれば、大変光栄です。
このような養護教諭の先生方にアドバイス?のようなことがれば、ぜひご教授ください。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
アドバイスとして、難しいですが、まずは「生徒を信用して話を聞いてみろ!」ということでしょうか?
結果として、ヒステリーであったり、心因反応であった経験はありますが、大ケガはしないかと思います。
高橋浩一 先生
生徒にとって、保健室は、学校の中で「唯一、利害関係が対立しない場所」です。
無条件で生徒の言葉を受け入れることは、フツーに行われていると考えます。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
私もそう思っていますが、例外もあるという声を聞いています。