いかに思考を転換させるか?
- 2015.05.13
- メンタルトレーニング

体調不良の時、いかに思考を転換させるか?
簡単な問題ではないと思います。
ただそのような状況でも
- 現実を認識し、何がベストかを考え、実践する。
- 今できる事と、できない事を明確にする。
- できる事に集中する。
というスポーツ心理学の考えは重要かと思います。スケートや自転車で活躍された橋本聖子氏
驚くべき、呼吸筋不全麻痺で肺活量が3,000ml 以下であったそうです。
橋本氏はこの点を現実認識され、
「肺活量が少ないからできない。」でなく、「少ないならどうしたらいいか?」を考えられました。
(できる事と、できない事)
そして彼女ができる事である、低酸素での運動に集中され、 オリンピック7回出場など輝かしい功績をあげられたと思います。
(参考:橋本聖子著:オリンピック魂 人間力を高める 共同通信社)
以下のB.Uさんのような思考の転換も大切と思います。
高橋浩一 先生
長期の療養を要するような病気になると、「自分いじめ」が始まります。
「これもできない、あれもできない。」「以前の自分だったら、あんなこともできたのに…」と病気になった自分をネガティヴに責めます。
でも、高橋先生が常におっしゃっているように、「病気にかかることは、悪いことをしているわけではない。」のです。
ポジティヴな発想に転換するためには、「リフレーミング」の発想が不可欠です。
http://homepage2.nifty.com/gty/ref.dictionary.htm
「そんなことを言ったって、自分をそうそう変えられるわけがない。」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には、こんな書籍も出ています。
「一瞬で自分を変える方法」http://www.mikasashobo.co.jp/c/books/?id=100567000
アメリカやアマゾンでは、ベストセラーになりました。文庫版も出ています。
F様
コメントありがとうございます。
病気になった時こそ、リフレーミングの考えが重要ですね。F様からのコメントなので、非常に説得力があります。
闘病の支えになったものは音楽でした。
古代、医療の始まりは音楽であり臓器ごとに楽器があったそうです。
例えば太鼓は心臓の鼓動、
パイプオルガンは呼吸器系を司る臓器や気道、
ハープは神経系に作用するそうです。
人間の脳内エネルギーは血液から10%,残りの90%は音から得られているというデータがあるそうで、「脳の機能を向上させるのは音が最もはやく、中音のみの再生音のTVの音より高周波の音がエネルギーになる」
という話をあるヒーリングセラピーの方から聞きました。
思い返してみればどん底の体調から救い出してくれたのは、足の悪い愛犬が歩く音だったり、子どもの時に行った源流に近い川の流れる音を思い出したり、好きな楽器の曲をCDで聞いた後にコンサートに行きたいと計画したことがプラスになったと思います。
思考の転換が出来る位になるまで脳疲労や聴覚過敏を回復するには大変なエネルギーが必要です。当事者だけではなく、患者を支える周りの方々にも癒しが必要だと思います。脳脊髄液減少症はそういう年月があって回復する病気であることを理解して頂けたら幸いです。
はな様
コメントありがとうございます。
音楽の支え、良いですね!
音楽好きの人は、どんどん音楽を取り入れたら、回復の力になるかと思っています。
高橋浩一 先生
はな 様
高橋先生の「大先輩」ナイチンゲールも、その著書「看護覚え書」の中で、バイオリンの効能を書いています。(ピアノは、いけないとも書いてあります。)
ずっと以前からα派の効能も言われていますよね。
音楽は、ミュージックセラピーという療法も確立されつつあるくらいですから、疾病に効果があることは、確かだと思います。
パイプオルガンも、宗教音楽として発展しただけに、ヒーリング効果は、抜群だと思います。
大病院では、ロビーコンサートは、もはや、当たり前の行事です。
高橋先生にも、熱演をご期待いたします。
高橋浩一 先生
はな 様
治療における音楽の効用については、高橋先生の大先輩でもあるナイチンゲールも、その著書「看護覚え書」のなかで、ヴァイオリンの音楽的効果について述べています。
(「ピアノは、いけない。」とも書いていますが、当時のピアノの楽器的性能や奏者の技量から考えると、仕方ないことなのかもしれません。)
音楽は、もはや「ミュージック・セラピー(音楽療法)」という一つの分野として、心理学的にも確立されつつあります。
「α波の出る音楽」などの理論が有名なところです。
>思考の転換が出来る位になるまで脳疲労や聴覚過敏を回復するには大変なエネルギーが必要です。当事者だけではなく、患者を支える周りの方々にも癒しが必要だと思います。脳脊髄液減少症はそういう年月があって回復する病気であることを理解して頂けたら幸いです。
慢性疲労症候群の患者団体が、厚労省に支援要望をしましたね。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150518/k10010083491000.html
こういう動きが、脳脊髄液減少症の関係者にももっともっと必要だと考えています。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
音楽療法、良いですね!
情報いつもありがとうございます。
脳脊髄液減少症も動いてくれています!
初めてコメントさせて頂きます。
高橋先生や皆さんのメッセージを読ませて頂き、パワーをもらいました。
もしかして自分の母も脳脊髄液減少症では?というかすかな望みを持ちました。
母は66歳でめまいで倒れてから自律神経失調症やうつと言われ、10年間の病との闘いで…私たち家族にとっても悪夢の 10年間でした。
常に続く倦怠感、音・光過敏、体温調整低下、不眠障害、便秘、視力低下、体のふらつき等々…最近では失禁と歩行障害に軽い認知とも言われ…本人も生きるのもつらいようです
3月に水頭症のことを知り検査しましたが違うようで、年のせいだから来てもらっても…と言われてしまいました。
諦めの中で、数日前ネットで脳脊髄液減少症のことを知り、高橋先生のブログや皆さんのコメントを読ませて頂くこととなりました。
頭痛はないのですが…思い起こせば母はめまいを発症する前、自転車から転落する事故があったことを思い出しました。
もしかして…とかすかではありますが望みを持ちました。
この10年間、病院もいくつか回り、脳神経内科、耳鼻科、心療内科、泌尿器科…と転々として、正直どうしようかと迷いますが、高橋先生や皆さんのメッセージを読んで元気を頂き、勇気を出して山王病院に母を連れて受診してみようかと考えています。
高橋先生、皆さん、どうかお身体大切にお過ごし下さい。
そしてありがとうございます。
かお様
コメントありがとうございます。
文面の判断には限界がありますが、何とかお母様のお力になれたら幸いと存じます。