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ハノーファー連邦警察オーケストラの首席オーボエ奏者

ハノーファー連邦警察オーケストラの首席オーボエ奏者

先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会に、プロの音楽家が参加されました。

ハノーファー連邦警察オーケストラ、首席オーボエ奏者 黒瀬 大輔氏 です。
http://k-net.blog.so-net.ne.jp/

黒瀬氏は、「メンタルトレーニングの音楽界への応用」と題し、プレゼンテーションされました。現在、東海大学で高妻容一教授の下で、メンタルトレーニングを勉強されています。オーケストラを退団されてまで、研究に励まれています。

音楽でプロになると、モチベーションを保つ事が困難になる場合が少なくないようですが、黒瀬氏はメンタルを鍛え、よりレベルの高いミュージシャンになる事に目標を設定されています。

音楽は他者が成績を評価する事が多く、心理面の影響が大きいため、メンタルトレーニングは音楽に応用できると結論されています。

それから音楽のみならず、どんな分野にも、私生活にも応用できると述べられました。全く同感でした。

さらに興味深い話としては、指導者についてです。

指導者は大きく

①専制的指導者
②放任的指導者
③民主的指導者

に分類され、日本の音楽界では専制的指導者が非常に多く、中でも指導方法を研究せずに自分の経験 (例えば俺がこうしたのだから、お前もこうしろ!) のみに頼った経験的指導者が多いのが問題だとも述べられていました。

(医学界にも、ある程度、当てはまっている感じがします。)

プロミュージシャンとしての夢を達成された後も、自己を磨かれる姿勢に敬服しました。益々の御活躍をお祈り申し上げます。

(ちなみに黒瀬氏は、漫画「のだめカンタービレ」に出てくるオーボエ奏者の黒木泰則のモデルではありません。)

写真は、会場である青山学院内のツリーです。研究会で気持ちが高ぶった後に見たツリーは、最高に美しく感じました。