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自主性

自主性

先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会

「自主性」について貴重な話しがありました。

以前にも、「自主性」についての話題がありましたが、非常に重要な問題と思います。

自主性 [自分の判断で行動する態度] が強いと、自己決定的な要因が増えます。

そうすると、内発的なモチベーションが高まりやすいです。

もちろん、自主的に決めたことで、上手くいく場合もあれば、そうでない場合もあるでしょう。

ただ自分で決めたこと、考えたことに対しては、責任や対処を強く考える傾向にあると思います。

物事が壁にぶち当たった時にこそ、成長のチャンスです!

その際に、人の意見を参考にするのは非常に大切ですが、自分で考え、チームの場合は役割を持たせて、各々に責任感、考える力を与え、それをコーディネートして自律を促すことが重要でしょう!

一方、壁にぶつかっっている人に対し「あれしろ!」「こうしろ!」と、考える機会を与えずにアドバイスするのは、目の前の壁だけを乗り越えるのには簡単かもしれません。しかし、次の壁にぶつかった時に、応用が乏しくなります。

「自主性」を重んじた指導は、即効性が乏しい場合が多く、時に強靭な忍耐が必要です。

それでも人間力、人間性を育てるためには、「強制的」でなく「自主性」が大切と考えます。