ミーティング
- 2013.07.07
- メンタルトレーニング
先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
高妻 容一教授より、ミーティングについて興味深いお話しがありました。
まず選手とコーチの間での好ましいミーティングは
① コーチから選手に意見を聞く
② コーチに何をしてほしいのか、選手から要望する
③ 目的、やる気の共通の認識をする
④ 何をすれば、最高の試合ができるかを考える
⑤ 良いチームとしての雰囲気作り
⑥ 簡潔に行う
選手同士の好ましいミーティングは
① 自由に発言できる
② 選手間で、共通の認識をする
③ 自分達が、やる!という気持ちを持つ
④ リーダーから、選手に意見を聞く
⑤ 先輩から後輩に意見を聞く
⑥ 雰囲気作り
です。
上からの目線で一方的に押し付けるようなミーティングより、上記のようなミーティングは、個々が、どうしたら良いパフォーマンスが発揮できるかを考えます。
また重要と思ったのは雰囲気作りです。
強いチーム程、明るく和やかで、まとまった雰囲気である事が多いそうです。
一方、暗く、チームメート同士の仲が悪いといった雰囲気では、良いパフォーマンスを発揮しにくいでしょう。
今回も非常に勉強になりました。
次回の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、7月19日です。
高橋浩一 先生
選手とコーチの間で難しそうなのは、スポーツが教育と結びついていることもあって、
① コーチから選手に意見を聞く
② コーチに何をしてほしいのか、選手から要望する
です。これらがスムーズに行っている例を、特に、教育現場ではあまり知りません。
同様に、選手同士で難しそうなのは、
④ リーダーから、選手に意見を聞く
⑤ 先輩から後輩に意見を聞く
です。
上意下達的な指導が有効でないのはわかるにしても、
日本の社会において、「歳の上下」は、心理学などでは片付かないほど大変に重いものがあります。
それこそ、儒教の世界まで遡ると思います。
「長幼の序」は良くも悪くも、日本社会に脈々と生き続けているのだと思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
スポーツ心理学は、スポーツや教育のみでなく、医学の分野でも重要と考えています。
カンファレンスなどでも、若い方や学生の意見を私の方から訪ねる姿勢を取っていきたいと思います。