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いかに寝るか!

いかに寝るか!

先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会 

高妻教授に、不眠に悩む方々のため、スポーツ選手が、大切な試合前日など、良く寝るためにする事について尋ねてみました。

不安などネガティブな事を考えると寝れなくなる人が多いのは、理解できます。
しかし 「悪い事を考えないようにする。」  「不安を感じないようにする。」  などネガティブを打ち消す事を考えても、なかなか、眠れなくなります。

 一方で、 「明日の試合、勝ってヒーローになる!」 「あの場面では、ホームランが打てそう!」 などポジティブな事を考え過ぎても、興奮して眠れなくなります。 

では、どうしたら良いでしょうか? 

メンタルトレーニングでは、「リラクゼーション」と「サイキング・アップ」という二つのテクニックがあります。「リラクゼーション」によって気持ちを落ち着かせ、「サイキング・アップ」で気持ちを高めます。

トレーニングによって、この二つを使いこなせると、場面に応じて、気持ちを高めたり、リラックスさせたりできます。

眠りたい時は、リラクゼーションにてリラックスさせていきます。 

音楽やアロマ、触り心地の良いぬいぐるみなどを併用して、いかに自分がリラックスできる方法があるのか、いろいろと試してみるのが良いと思います。

 「この曲を聴くと、条件反射的に眠くなる」といった事があると良いですね!

 ちなみに私は中学時代の授業、特に、黒板にチョークで文字を書く音を思い出すと、眠くなります。 

それから、他にどのような手段をされる方がいるのか尋ねた所、「足を温めると眠くなる。ただし汗をかくまで温めると、体が火照って、逆に眠くなるので、適度に温めるのが良い。」  とのアドバイスを頂きました。 

御参考頂けたら幸いです。