セルフ・コントロール
- 2013.01.27
- メンタルトレーニング

今年度最後のの関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
セルフ・コントロール Self Control について、貴重な御話を拝聴してきました。
セルフ・コントロールは辞書では、
「自分の感情や行動を自分で制すること。克己。自制」
と載っています。
高妻教授は、セルフ・コントロールを
「自分の気持ちや感情を上手く使う事」
と、表現されました。
生活をしていると、楽しい事もあれば、辛い事もあります。嬉しい事もあれば、悲しい事もあります。
急なプレッシャーや不安、不意の事故も生じ得ます。
しかし、どんな時でも自分の気持ちや感情をコントロールして、いかに上手く使う事ができるかが、良いパフォーマンスができるか否かに重要となってきます。
セルフ・コントロールをするためには、メンタルトレーニングの様々なテクニックが必要です。
その中で特に、呼吸や姿勢は、誰でも取り入れられ可能です。
呼吸法や姿勢によるトレーニングで、気持ちがのらない時に、いかにのせていくか!気持ちが高ぶり過ぎている時に、いかに落ち着かせていくか!
日々のトレーニングです。
そのためには自己分析をして、自分のできる事を知る!
やるべき事に集中し、平常心を保つようにする!
常に今後の課題を見つけていく姿勢!
といった事も大切になってきます。
高橋 浩一 先生
この「セルフ・コントロール」は、だれにでも必要ですが、
それが欠如していることが、現代の様々な社会問題を生み出しているのではないでしょうか。
問題を起こさずとも、ひとり悶々とした日々を過ごす姿などは、その延長線上にあるとも言えると思います。
自分自身の「振り返り」がとても重要な役割を果たすわけですが、具体的にそのための手法を身につけることも必要でしょう。
渡辺康麿 先生(昭和女子大学)が提唱なさっている「自己発見心理学」は、セルフ・カウンセリングと名付けられ、ものを書くのを厭わない女性の皆様などにはお勧めです。詳しくは、
http://www.self-c.net/profile/index.html
をご参照ください。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
セルフ・コントロール、昔と今、どうでしょうか?
昔に比べ、制限、規制などが多くなり、個性的な人が減っているようにも思います。
セルフ・コントロールしながら、良いパフォーマンスが大切ですね!頑張ります。
高橋先生
うつ病や、統合失調症などの精神疾患の心理療法に、認知行動療法・SSTがあるそうです。
客観的に自己を見つめ、振り返ることで、セルフコントロールできるようになっていきます。
これは、学校生活がスムースに送れない子供にも有効で、学校現場でも取り入れられているようです。
精神疾患を持つ方や、学校に馴染めない子供たちだけでなく、ストレス社会に置かれている誰もがこれらの心理療法や、カウンセリングが必要になっているのではないでしょうか。
一人で解決できないときは、周囲に「助けて」発信することも大切ですよね!
認知行動療法のポイントは、あきちゃん先生のおっしゃるように、自分の行動や、言動に対する「振り返り」とのことでした。
私は、振り返って反省することばかりの毎日です・・・。
モモ様
コメントありがとうございます。
カウンセリングも重要ですね!
集団での行動など、モモ様の御指摘、御尤もです。
いくつかあるセルフ・コントロールから、自分に合う方法を見つける事が大切ですね!
高橋浩一 先生
モモ 様
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)は、もともと認知行動療法として発祥したものですが、現在、学校現場でも、広く行われています。
今、学校は、教育の前段階、例えば、自分をコントロールすることができない子などがあまりに多いことに頭を痛めています。
つまり、学校が学問の教育どころではなく、家庭に代わって、福祉の役割を担わなければならなくなっているのです。
いま大きな社会問題になっている「いじめ」なども加害者も被害者もセルフコントロールの欠如から来ているといっても、過言ではないと思います。
今後ますますその要素は増えてくると思われます。
医療の分野にも福祉的要素がどんどん入り込んでいると思います。たとえば、早朝の医院の待合室が集会所(ご老人の喫茶室風)と化していること…など。
セルフコントロールの欠如には、家庭内の人間関係の希薄化も大きく影響していると思います。
高橋先生
あきちゃん先生
自分をコントロールできない子、とは発達障がいを連想しますが、以前のように親の育て方が問題といわれなくなりつつありますよね?
県教委では、発達障がいの周知に5年かかったと言われました。
脳脊髄液減少症においても、早急に周知徹底していくとのことで、教育現場ではこの問題に積極的に取り組んでくださっています。
医療と福祉は密接であり、ここに教育が関連することも大切であると感じます。
しかし、問題解決にはあきちゃん先生のおっしゃるように、人間形成の基本である家庭環境が成り立ってのことですので、子供を育てる大人の意識はとても重要で、引き締まる思いが致します。
高橋 浩一 先生
モモ 様
発達障害自体は、「育て方」には、直接起因しないと思います。
「疾病」と「障害」の違いは、治るか治らないかだと思います。「障害」は、治らない。
しかし、発達障害の子を適切に支援することで、2次障害(非行とか犯罪とか)になることを防ぐことはできると思います。
犯罪心理が専門ではないのですが、犯罪と発達障害の相関関係について、かなりいわれているからです。
脳脊髄液減少症についても、学校現場でわかっているのといないのでは、子どもに対する支援が全く違ってくると思います。
やはり、「子どもの問題は、大人の問題」なのです!
当市では、高橋先生にご講演をしていただいて以来、教員間の周知のみならず、教育委員会のHPでの告知や、教育センターの窓口にもパンフレットを置いていただいて、保護者や一般の方にも、知っていただいています。
早期の保険適用実施にむけて、私ができることについて、これからも考えていきます。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
重要かつ深刻な問題です。
どうすべきか!考えていきます!
モモ様
コメントありがとうございます。
>人間形成の基本である家庭環境が成り立ってのことですので、子供を育てる大人の意識はとても重要で、引き締まる思いが致します。
本当です!
いろいろと考えさせられます。
脳脊髄液減少症を発症して
何の意味があったのだろう
あの時死んだ方が楽だったのに
死ぬ事を許されなかった私
診断から丸っと8年、
そういう事だったのかという驚きと
この事だったのかしらという気づき
脱力した私
ここがまた私の原点
感謝と祈りの日々
ありがとうございました
はな様
コメントありがとうございます。
何もかも、あきらめたい状態をあきらめずに頑張られた結果ですね!
元気づけられる方々も少なくないと思います。ありがとうございました。