メンタルヘルス③
- 2012.08.26
- メンタルトレーニング
国際医療福祉大学、和田秀樹教授、 「メンタルヘルスの基礎知識」と題しての、講義
- ストレス
- 頭を使う事の健康への意義
についても御話がありました。
ストレスは、良いストレスと、悪いストレスがあります。
もし、ストレスがなければ、人生に刺激がなくて、人は発展していかないでしょう!
しかし悪いストレスがたまり過ぎると、うつ病になります。
ストレスの対処方法としては、
①ストレッサー (ストレスを与える刺激) を避ける
②ストレスに対する耐性を上げる → メンタルを強くする
③物の見方を変える
④打ち明ける、相談する
⑤休息
⑥リラクゼーション
⑦専門家への依頼
が挙げられます。
特に、孤独はストレスを深刻にし得ます。一人で抱え込まずに、複数の人で考えると、何とかなる場合があります。
困っている時こそ、’助け合い!’です。
頭を使う事の健康への意義
うつ病では自然免疫で主要な機能をはたす、ナチュラル・キラー細胞 (NK細胞)の活動が落ちます。
逆に笑いで、NK細胞の活動が上がるそうです。
楽しく頭を使う事の大切さを科学的裏付けを持って語って頂いた感じです。
和田教授御自身も、楽しく知的活動をされている方々の方が長生きしている印象を持たれているそうです。
それから和田教授から、悩みを持つ人に対して、いかに接するべきか!
マニュアル的ではなく、その人の置かれている環境、心情、体調などを考え、対処すべきと教わりました。
具体的には共感や、自己対象を鏡型、幻想化、双子化などで考える事が大切と、今後の診療に応用できる事を多々学び、非常に有意義な講義でした。
改めて感謝申し上げます。
メンタルヘルス 終
(2012年8月27日 15:25)
高橋浩一 先生
最近、和田教授がメディアに登場することが、とても多いですね!
わたくしも、何度かお話を伺ったことがあります。
「メンタルヘルス」の維持は、「自己管理」がカギだと思いますが、自己を管理するためには、
>④相談する
がとても重要ですよね。
メンタルヘルスが保てない一つの要因として、情報過多な現代社会ではあるが、いざ、自分の身の上をきいてもらおうとしても、そのような存在が身近にいないということが大きいと思います。
「誰かに相談できていたら…」そう思わせる事件の、なんと多いこと…
個人の問題ではありますが、社会が変わっていく必要を強く感じます。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
情報過多、特に、「Aが良い」という情報に対して「Aが良くない」という情報があったり、何を信用してよいか分からなくなる事が多々ありますね!
そんな時に相談するだけで、なんとなく良い方向に向かう事があると思います。御指摘の通りです。
高橋先生
ストレスの対処は、本当に難しいものだと感じます。
私はこれまで、仕事や生活で辛いことがあっても、その辛いことをずっと考え続けずに頭を切り替えることでうまく対処してきたように思います。しかし、怪我は、その辛い症状が自分にずっとくっついているもので、1日24時間休むことなく向きあっていかなければならず、ストレスが澱のように体に溜まっていくことがわかりました。
あらためて先生のブログを読み直させて頂きました。
今後ますますストレスとの向き合い方を模索していこうと思います。
これからも、アドバイスを宜しくお願い致します。
8様
コメントありがとうございます。
御指摘、御尤もです。
一人で何とかしようと考えると、辛さが増大する場合があります。
少なくとも私は協力しますので、一緒に克服していきましょう!
高橋先生
お返事頂きまして、ありがとうございます。
私のおかれている環境を考えると、どう考えても恵まれていることばかりなのですが、それでも、いかんともしがたく、精神的な疲れが積み重なってしまったようです(泣)
怪我の具合も良くなっている部分もあるのですが。。。
高橋先生の診察を受ける日が近いので、診察の時に、相談させて頂ければと思います!
宜しくお願いしますm(_ _)m
8様
コメントありがとうございます。
真剣に悩む事も将来に必ずつながります。また受診の際にお話させて頂けたら幸いです。