夢を持つ事の大切さ!
- 2009.04.15
- メンタルトレーニング
私の知人、Fさん(男性)は、夢を持つことの大切さを強調されます。
Fさんのご近所に二人の中学生がいました。
一人は、小さい頃からプロ野球選手を夢見て、まるでスポーツ根性漫画の主人公のようなストイックで、まじめな野球一筋少年でした。
彼は、元日本ハムファイターズで活躍され、現在、読売巨人軍でも中心選手の小笠原道大選手です。
それからもう一人は、口を開けば「僕はスターになる」と言っていた少年です。 Fさんを含め周囲は、「どうせ、通行人Aがせいぜいだよ。」と言っていました。その子はその後、本名のままデビューし、今では、文字通り「大スター」です。知る人ぞ知る「キムタクこと木村拓哉」氏だそうです。
さらにFさんは、話を続けてくださいました。
「夢を持っても、実現するとは限らないが、持たない夢は決して実現しない。だから、夢を持ちましょう、と若者たちにはいつも言っているんですよ。」
「今の若者には夢がない! とよく若者を責めますが、実は、大人が、現実だけを突きつけようとしているのかな、と思っています。医療でも同じような面があるかもしれませんが…夢を見るように仕向けない大人の責任が反故にされていると感じます。良くない傾向です。」
とても素晴らしい言葉で、私も同感しました。
私は 「非常に素敵な言葉と思います。病に悩み、苦しんでいる状態の方々でも、苦痛・苦悩だけでなく、少しでも夢、希望を持って頂けたら良いと考えています。私自身、微力でありますが、診療に加え、病に悩む方々に希望・夢を持っていただけるよう頑張りたいと思います。」 と答えました。
そして、「Fさんの御言葉、病に悩む方々にも勇気を与え得ると思いますので、私のホームページに掲載させて頂いてよろしいでしょうか?」と尋ねると、
Fさんは
「病に苦しんでいる方のお役に立てるのなら、喜んでご協力します。どうぞ、私の言葉をお使いください。」と、快諾を頂きました。
しかし、続いてでてきた言葉に、私は衝撃を受けました。
「実は、到底おわかりではなかったでしょうが、私自身が悪性腫瘍を患い、現在も抗癌剤投与中の身なのです。」
(後半に続く)
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