ペップトーク
- 2011.11.26
- メンタルトレーニング
先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
高妻容一教授より、試合前日から本番にかけて、いかに調整すべきか!という非常に参考になる御話を伺いました。
その中で、「ペップトーク」について話がありました。
ペップトークとは、選手を励ますために指導者が試合前や大事な練習の前に行う短い激励のメッセージの事をいいます。
その際に禁句なのは、
- 〇〇は、だめだ!
- 〇〇に気をつけろ!
といった、やってはいけない事です。
例えば野球で、
「相手のスライダーに気をつけろ!」
といったアドバイスでは、スライダーが頭にインプットされ、手を出してはいけないスライダーに手が出がちになるそうです。
そうではなく、選手、チームの長所に目を向け、やる気を高める、短いアドバイスが効果的と述べられました。
スポーツに限らず、短時間で効果的に「良いイメージ」を持たせられるか!
あまり考えた事がありませんでした。
勉強になりました!
高橋浩一 先生
ペップトークは、「I(自分)メッセージ」だと思います。
それに対して、日本流の叱咤激励は、相手中心の考え方が根底にあるのではないでしょうか?
「卑下」や「謙遜」が普通に行われている日本文化の弱点?ともいえるでしょう。
「アメリカインディアンの教え」にも、「励ましを受けて育った子どもは、自信を持ちます。」とあります。
また、私が勉強しているアドラー心理学は、「励ましの心理学」といってもよいくらいで、様々な育児書などに引用されています。
ペップトークという考え方に、深淵なアメリカ文化の潮流を感じます。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
「励まし」重要です!ペップトークでも大切です。
怒る事は、通常、良くありません。それから大切な試合前に、ビップなどが長々と話すような状況も良くない事が多いようです。