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ケガの克服

ケガの克服

関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会

元プロ・ラケットボール選手、廣林恭子氏をゲストに、高妻容一教授のお話を踏まえて、「ケガの克服」について考えてみました。

廣林氏は、膝の前十字靭帯、内側側腹靭帯、内側半月板を一度に損傷しました。

この前十字靭帯、内側側腹靭帯、内側半月板の損傷は「不幸の三兆候」と言われ、運動選手としての活動は絶望視される大怪我です。

廣林氏の、このケガの克服には

  • 周囲の協力
  • 自分の中で、ケガで運動ができないという限界を取り除いた。
  • あきらめずに、高い目標を保ち続けた。
  • 辛い時は思いっきり泣いて、辛い想いを後々まで引きずらないようにした。
  • ケガやプロとしてのプレッシャーを感謝の気持ちでプラスに転じた。

などの点が重要と述べられました。

さらに高妻教授からのお話も頂きました。

ケガをしたら落ち込みますか?

通常、答えはYes. です。

スポーツ選手の場合、ケガをして落ち込むのは、普通の選手です。

では一流の選手、もしくは一流になる選手は、ケガをした場合、どういった心理面で対応するのでしょうか?

まず「できる事」と「できない事」を区別し、何ができないか!でなく、何ができるかを考えるべきです。

また、一人でケガの悩みを抱え込まず、誰かに相談する事も必要です。

もし相談を受けた側の場合は、なるべくポジティブな言葉を選んで対応する事が望ましいです。

メンタル・トレーニング・コーチは、この点でしっかりした考えを持たれています。相談されると良いでしょう。