脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

前向き思考

前向き思考

明るく!楽しく!ワクワク!
ポジティブな言葉を使って前向きに!
前向き思考は大切です。

ただし、心・技・体が充分でない場合は、前向き思考を保つ事が困難です。

また前向き思考を意識するあまり、パフォーマンスが低下したり、体調が悪化したりする方がいます。

中には、前向き思考を意識すればするほど、状態が悪化していく方もいます。

そういう方は、まるで前向き思考が空回りしているように見えます。

 東海大学高妻教授に、こういったケースについて質問させて頂きました。

高妻教授は

「おそらく、メンタルの強化が充分でない人が前向き思考を実践しても、基礎ができていないから空回りするのだと思います。じっくりとメンタルを鍛えて、少しずつ前向き思考に持って行く事が重要と思います。」

と回答頂きました。

ほんの数日練習しただけでは、体力や運動能力・技術は鍛え上げられません。そのような状態で、「俺は、サッカーの天才だ!」と思い込んでも、良いシュートが蹴れないのと一緒です。

私が知る前向き思考が空回りしていたYさんは、いつの日からか自ら前向き思考をはき違えていると感じ、一旦は精神的にも体調的にも非常に落ち込みました。

しかし、そこからYさんはメンタル面、フィジカル面を自ら見直し、徐々に両面を鍛え、今では、かなり強靭な精神力を兼ね備えた前向き人間になっています。

体調や精神状態が不安定の時に、ただ「頑張ろう!」「「楽しく!」「前向きに!」と言っても、前向き思考が空回りする事があります。

そんな場合は、体調、精神状態を徐々に鍛え、さらには「ここを頑張れば、○○が待っている!」といった目標を持てると良いと思います。

インスタントの効果を求めず、時間をかけて心身ともに鍛えていく事が重要です。