根性とは!
- 2011.04.24
- メンタルトレーニング
先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
コミュニケーションについて考えました。
コミュニケーションの意味を広辞苑で引くと、「社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達」と載っています。
スポーツの世界でも、コミュニケーションは重要です。
練習や試合などで、「根性」という言葉を聴きますが、では「根性」とは、どういう意味でしょうか?
研究会では、この問いに対し、
- 強い気持ち
- つらい事に負けない
- つらい時に頑張れる
- 逃げない気持ち
- 妥協しない事
- 忍耐力
- 練習や試合の時に振り絞る精神力
- 雰囲気を変えること
- 苦しい時にあきらめない
- 自分の力を最大限発揮するための意思の力
- 自分に勝つ事
- 意識を高く保つ事
- 逆境を跳ね返す前向きな力
- 粘り強さ
などなど
多くの、様々な回答がでました。
また「根性」という言葉はプラスの意味を持つと考える方もいれば、マイナス的な意味であると考える方もいました。
これは、個人個人、それぞれの根性論を持ち、「根性」の定義が個々で異なる可能性がある事を意味します。
例えば指導者が「根性を出せ!」「根性がない!」と言って、選手に指導者の意図が伝わるでしょうか?
伝わるかもしれませんが、誤解を招くかもしれません。
相互に理解しあうべきコミュニケーションにおいて、その理解の仕方や置換の相違、情報不足などにより、食い違いを見せる事を「コミュニケーション・ギャップ」と言います。
コミュニケーション・ギャップを少なくするためには指導者は、「根性」という言葉一つ使う時に、その意味、目的、どうすれば根性がつくのか?根性による効果は?といった事を理解した上で、選手に伝えるべきです。
またディスカッションの多いチームは、一般にチームワークが良いと言われています。これもコミュニケーション・ギャップを少なくする大切な手段でしょう。
余談ですが、飲み会で盛り上がるチームは、まとまっている事が多いそうです。
ちなみに、高妻容一教授の考えている根性とは、
「楽しむ心」
です。
根性を出している時は、楽しくてしょうがない!
確かに、そんな気持ちで物事に打ち込んでいる時は、人間は強くなりやすいし、困難にも耐えられるし、良いパフォーマンスが生まれやすいと思います。
高橋先生
泣いていた娘の母です。 なかなか気候が安定しないなか娘も学校に通い始めました。 先生がおっしゃった「出来る事から始めよう。」を実践してます。
その答えが 学校に行く!!でした。 時々辛そうな顔をしますが・・・「体調が良い時ばかりではないから・・・」と前向きな言葉が聞けるようになりました。
今回の先生のブログを 拝見しまさに娘に当てはまる言葉が沢山あるように思います。
退院してからは ホントないてばかりだったのが今は
笑顔が見れるようになりました。
娘を見習って「辛い時でも 心は笑顔!!」
5月に伺うときは きっと笑顔を沢山見せてくれると思います。 また宜しくお願い致します。
泣いていた娘の母様
コメントありがとうございます。
安藤美姫さんが「どんな体調でも楽しく滑れるようになった!」のようなコメントをされていました。
メンタル面の強さが伺われます。
人間ですから、調子の良い時もあれば、悪い時もある、そんな体調の波を「楽しさ!」でカバーできると良いと思います。