楽しむ事!
- 2009.10.24
- メンタルトレーニング
先日、関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会が行われました。
アメリカで活躍されているスポーツ心理学者、ジェリー・メイ博士の言葉が紹介されました。
「楽しむこと」と「成功」
成功する人は、「何をしたいのか?」という明確な目標があり、貪欲になります。
成功できない人には、「楽しむことの障壁」があります。
それが、マイナス思考です。
一方で、「楽しむこと」は、人生の保険であり、本当の意味での「楽しむ」という概念は、幸せにつながるのです。
高妻 容一教授は、どういった点を楽しむかによって、一流選手になるか三流選手になるか、決まると言います。
一流選手は、明確な目標のためなら、激しい練習を楽しくでき、そのため成績が向上する。
二流選手は、結果に楽しみを見出す。勝てば調子にのるが、ミスがでたり、負けたりすると、調子を落とす。このようなタイプの選手は、成績の波が激しい。
三流選手は、練習中に、監督、コーチの目を盗み、いかに練習の手を抜き、楽をするか!に楽しみを見出す。
スポーツ以外の分野にも、ある程度、当てはまると思います。
仕事でも闘病でも、何とか向上のために「楽しみ」を見出す事が重要と感じました。
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高橋浩一 先生
高妻教授がおっしゃる「楽しむこと」は、「自主性」とも通ずる者があるのだと思います。
①「いつでも自主的に出来る」
②「結果が出れば自主的になれる」
③「出来れば、自主的にはやりたくない」…
およそ、名選手と呼ばれるような人は、いつでも①だと思います。
でも、私は、結果を出すことが②→①につながる、という意味で、「結果に楽しみを見たい出す」事も大切ではないかな、と思っています。
もちろん①は、理想ですが、全ての人、全ての場合がこう行くわけではないから…
そして③になったらいけないと、いつも自戒していますが、凡人の常で、たまには③の自分を反省することもあります。
日本ハムのシリーズ進出おめでとうございます。
まさにあれこそが、②→①に成長した姿なのだと思います。
明日は、全日本女子大学駅伝(仙台)です。
また、①の女子学生たちの姿をたくさん見られる…これ貸せスポーツを見て「楽しさ」を学べるところだと思います。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
同感です。自主性が強く持てる人は、強くなると思います。
何事にも、こっそり上司の目を盗むのでなく、堂々と好きな事を自主的にしていきたいと思います。(実際は結構、目をきにしていますが・・・)
高橋浩一先生
はじめまして。
いつもブログは拝読しておりますが、コメントするのは今回が初めてです(ドキドキ)。
「楽しむ事!」というタイトルを見て、つい反応してしまいました。
私も脳脊髄液減少症を患い、約3年前から山王病院にお世話になっています。
8月に4回目のブラッドパッチを受け、またさらに体調がぐんと改善したな~と嬉しく感じている今日この頃です。
現在、山王病院と他院の整形外科をかけもち受診しておりますが。(受傷した時からお世話になっている整形外科で、なかなか症状が改善しないため脳脊髄液減少症ではないかと疑って、山王病院を紹介してくださいました。その後も痛みの治療だけは整形外科で継続しています、近いので (^^ゞ )
で、ちょうど10月20日。整形外科で
「これからは、楽しいことをみつけて。楽しいことをやろう!」
とアドバイスをいただいたのです。
ブラッドパッチのたびに体調が改善されると、嬉しさもあり、同時に焦りもあり、つい「もっと仕事を頑張らなければいけない」「勤務時間を増やしていかなければならない」というほうに意識が強く向きがちで、ついつい張り切って無理してしまう私ですが。(すると決まって「もう限界だぁ!」と倒れます・・・)
そのたびに
「目標を高くもつことは大切。だけど、高望みはいけないよ」
「まずは今のペースを維持することを目標にしよう」
「楽しいことをやろう。お茶を飲みに行くとか、思い切って出かけてみよう」
「痛みとうまくつきあおうと思うことも大切なんだよ」
などと穏やかに諭されます。
たぶん、痛みとうまく寄り添いながら人生を楽しむ・・・ということが私の課題なんだろうなぁ~と思わされます。
高橋先生のお話と論点がズレていたらスミマセン。
ただ、「must」と「want」のどちらが自分の中で大きな比重を占めているか、がとても大切だな~と思わされたのです。
私はついつい「must」で行動しがちだし、仕事とかを中心に自分の生活をしばってしまうので、そういう考え方が自ら生活の質を落としてしまうこともあるかもなぁ・・・なんて思わされました。
そんなことを考えているときに、「楽しむ事!」というタイトルが目に入り、なんだか衝動的にコメントしてしまった次第です。
辛さや症状の波を楽しむことはできませんが(笑)、でも、自分に無理のない範囲で楽しく生活していくよう心がければ、病気ともうまく寄り添っていけるようになるのかもしれませんね。
そんなことを思います。。。
長くなりまして申し訳ありません。
また時々コメントさせていただくかもしれませんので、今後ともよろしくお願いします。
へびくま様
コメントありがとうございます。
「must」と「want」は、大切な考えです。「義務でやらされる」という感覚でなく「自分のために、やりたいからやる!」これが、内発的なモチベーションといい、これが強い方が、人間として強くなれるといいます。
一流選手は、義務的な事であっても、思考を変え、楽しくする事ができるそうです。
へびクま様の益々の御回復をお祈り申し上げます。