メンタルだけでは克服困難
- 2019.12.03
- メンタルトレーニング
先日の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会
「メンタルが弱いと判断される病気について」
の、テーマで、お話させて頂きました。
イップスといわれる無意識な筋活動の乱れ、実は職業性(動作特異性)ジストニアが原因の場合があります。
ジストニアは、長期間にわたって定型的な運動を繰り返し行うことで、その定型的な動作を行う時にだけ症状が出現します。
他の動作の時にはジストニア症状は出現しません。
脳のある神経回路がオーバーヒートすることで、発症すると考えられています。
たくさん練習しても、発症しない例が圧倒的に多いですが、 一旦発症すると、自然寛解は困難で、治療が必要になります。
もう一つ、メンタルが弱いと判断される病気として脳脊髄液減少症を紹介させて頂きました。
職業性ジストニアも、脳脊髄液減少症も、メンタルが弱いと判断される場合が少なくありませんが、メンタルを強く持つだけでは克服困難で、適切な治療が必要になります。
ともにスポーツ選手にも発症する場合がありますので、少しでも認知度向上につながれば幸いです。
次回の関東地区メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会は、
12月13日(金)、青山学院大学青山キャンパス9号館2階921教室
(JR渋谷駅下車徒歩10分地下鉄表参道駅下車5分)
- 時間:18時~21時
- 参加費:500円
スポーツ選手でなくても参加できます。
脳脊髄液減少症の回復のために参加されている方々もいます!
事前予約不要で、途中、入退場可能です。
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