脳脊髄液減少症や水頭症など脳脊髄液循環障害を専門に診療を行っている高橋浩一の公式サイトです。

主役は子ども

主役は子ども

先日、全国小学生学年別柔道大会廃止の決定を受け

全国小学生学年別柔道大会について | 全日本柔道連盟 (judo.or.jp)

「スポーツとココロ~柔道全国大会廃止から考える~」と題して、スポーツ心理学的観点からディスカッションする貴重な機会が開かれました。

廃止の決定には、小学生の大会においても行き過ぎた勝利至上主義が散見されることが上げられています。

現在、世界で活躍する一流アスリートを目指す場合、ジュニア時代からのハードなトレーニングが必須であるとの考えが多くを占めています。

実際、近年は、ジュニア時代から鍛錬してきた選手がトップアスリートとして活躍することが多数のようです。

問題は、「行き過ぎた勝利至上主義」でしょう。

小学生は、まだまだ子どもですから、知恵も経験も未熟です。「行き過ぎた勝利至上主義」には、過剰な体重コントロールもあったようです。

このような流れに、どれだけ子どもである選手自身の考えが反映されているのかは疑問で、ほとんどは、大人の問題ではないかとの意見も聞かれました。

大変難しい問題ですが、大会は選手が主役です。

なので小学生大会は、「主役は子ども」となるべきです。

子どもの自主性と考えを尊重しながら、成長をサポートすることが大切と思いました。

久しぶりのスポーツ心理学的観点からのディスカッション、とても刺激を頂き、勉強になりました。