不定愁訴の本質を探る
第18回 日本脳脊髄液減少症研究会
http://atami.iuhw.ac.jp/sinonaga/data/nouevent2018.pdf
シンポジウムのテーマは、「不定愁訴の本質を探る」でした。
頭痛、めまい、倦怠感・・・
画像や血液検査に表れないと、不定愁訴と判断され、精神異常と診断される場合があります。
しかし、この不定愁訴に対する知見も少しずつ進歩してきており、線維性筋痛症、慢性疲労症候群、脳脊髄液減少症など診断されるケースが増えています。
では、そのメカニズムはどのようになっているのでしょうか?
不定愁訴症例を多く診てこられた先生方から多くの有用な発表がありました。
特に帝京大学付属溝の口病院 神経内科の黒岩義之先生の
「脳室周囲器官制御破綻症候群(視床下部症候群)の提唱:不定愁訴の科学的メカニズム」
https://ja.wikipedia.org/wiki/脳室周囲器官
のご発表は、不定愁訴を生じ得る病態の本質にせまるものと感じました。
不定愁訴=精神疾患
という偏見が変わってくれば良いと思います。
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