地方会
先日、第127回 日本脳神経外科 関東支部学術集会 (地方会)
髄液セッションの座長を務めさせて頂きました。
全5演題で、1例が水頭症、1例がくも膜下出血手術後の髄液動態の変化による脳下垂、3例が低髄液圧症候群に関するものでした。
一昔前は、懐疑的に見られていた低髄液圧症候群ですが、最近、肯定的な意見も増えています。
今回の地方会でも、頭蓋内圧をモニタリングしながら治療方針を検討した演題、MRミエロが治療効果に有用であった演題、多椎間にわたる髄液漏出を示した症例提示といった示唆に富む演題があって、有意義な会と感じました。
同時に認知度の向上も実感しています。
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高橋浩一 先生
私のような浅学の徒には、脳神経外科といえば、すぐ思い出すのは、脳溢血や脳腫瘍などの疾病なのですが、今回のテーマは、髄液の関連に絞られたのですか?
しかし、脳脊髄液減少症をポジティブに議論するDrが増えるのは、とても心強いですよね。
あきちゃんで~す様
コメントありがとうございます。
数あるセッションの一つが、髄液セッションであって、脳神経外科領域のメジャーは、脳腫瘍や脳血管疾患などです。
ただ神経領域には重要な役割を果たす髄液なので、避けて通る事はできません。
ちなみに今度の脳神経外科学会総会でも座長を務めさせて頂きます。